“ 狭小住宅 ”とはその名の通り“ 狭い土地に建つ住宅”のこと。しかし、小さな土地でも工夫をすれば狭さを感じさせず、ゆったりと過ごせる快適な住まいをつくることができます。
そこで今回は、間取りや収納などを工夫して空間を有効活用しているおしゃれな狭小住宅の建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。理想の狭小住宅を考えるうえでのヒントにしてくださいね。
1:「ナナツボナイエ」おしゃれな狭小住宅
14坪の敷地に建つ建築面積7坪の狭小住宅です。
小さな住宅でもたくさんの部屋がほしいという希望により、螺旋階段を中心に、床下収納から屋上まで高さを変えてフロアが配置されています。
螺旋階段は上下動線というよりも、空間を切り替えるロータリースイッチのように、多様な風景を展開しています。空間を存分に有効活用していますね!
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:1,000万円以上〜1,500万円未満
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2:「府中の家」のコンパクト階段
12坪という狭小地に建つ住まいです。平面や断面の随所に隙間を設けることで、コンパクトな空間に奥行を出しています。
窓を大きくとることで明るく開放感があり、空間の広がりを感じることができますね。
リビングの階段は屋上テラスへと続いています。背の高い住宅に囲まれながらもリラックスできる家族の憩いの場となっています。
【事例詳細】
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:1,500万円以上〜2,000万円未満
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3:メゾネットタイプの「天王寺時々NewYork」
閑静な住宅街にあるメゾネット型マンション。壁を減らし天井を高くすることで、広々とした空間となっています。
窓から自然光が降り注ぎ、狭小住宅であることを忘れるほどの開放感。NewYorkのマンションのようなスタイリッシュでおしゃれなデザインですね。
【事例詳細】
・構造:RC造
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:700万円以上〜1,000万円未満
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4:建坪9坪の「大森の家」
3階建ての建坪9坪の小さな住まいです。
土間やロフト、キッチンなど、趣味が存分に楽しめるように設計されています。常にどこからか光が入り、通り抜ける風も優しく、木の温かみが感じられます。
家の中の空間は明るく広々としていて狭小であることを忘れてしまうほど。
特にリビングと一体化したキッチンは、開放的なレストランの厨房のような雰囲気です。日常の料理すら特別な時間になり、会話も弾みそうですね。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:50㎡未満
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5:リビングを中心に。吹き抜けが上下の空間をつなぐ戸建ての家
敷地面積が約44㎡の狭小地。
リビングには壁沿いに40cm程度の高さのステージを設け、腰掛けたり寝転んだりさまざま過ごし方ができるようになっています。さらにステージ下は奥行きの十分な収納スペースに。十分にストックを確保できるため、生活空間をすっきりと保つことができます。
LDK上部の一部分は、2階から3階、そしてロフトへとつながる吹き抜けになっています。吹き抜けに設けた窓からは壁に沿ってやさしい光が射し込み、室内全体をいつでも自然光が包み込んでくれます。
全体がひとつながりになった空間は、3LDK・4LDKといった、部屋数+LDKでは表すことのできない間取りとなり、たくさんの生活のシーンが生まれる自由度の高い住まいとなっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:1,500万円以上〜2,000万円未満
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6:格子壁の住宅
住宅が密集した20坪弱の小さな敷地に建つ住まいです。
小さな空間を広く感じさせるため、屋内にはほとんど壁がありません。天井高は空間ごとにメリハリを付けて奥行に広がりをもたせ、吹抜や小屋裏収納を設けることで、上下間の繋がりも感じさせています。
窓の前面には、光や風を通しつつ外部者の侵入は防ぐことができる格子状の透明なFRPグレーチング設置。そうすることで、明るく防犯上も安心な大きな窓を設置することで可能になっています。
さらに、2階の床にもFRPグレーチングを採用することで、1階まで光が届くデザインとなっています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:1,500万円以上〜2,000万円未満
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狭い土地でもゆったりと過ごせる家にしたい。そんな希望をさまざまな工夫で叶えた狭小住宅の建築事例をご紹介しました。
気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。
※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。