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記事作成・更新日: 2023年 1月17日

敷地面積50平方メートル以下の狭小住宅 建築事例10選

今回は、SUMIKAに登録された建築事例の中から、敷地面積50平方メートル以下の家をご紹介します。コンパクト住宅やローコスト住宅、店舗兼用住宅など、狭小住宅の家づくりについて相談したい専門家が見つかりましたら、各専門家ページから【資料リクエスト】や【メッセージ送信】をご検討ください。




<1>延床10坪の極小戸建住宅

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延床面積10坪の、とても小さな住宅です。線路の高架化工事に伴う用地買収後に残った、9坪弱のくさび型の敷地に建ちます。
各スペースの極端な小ささ(ダイニングキッチンは約4畳、リビングは約2.5畳)とらせん階段の大らかさ(こちらも約2.5畳)によって、両者の主従関係はあいまいなものになります。各所のデザインはそのあいまいさを強化するように決定していきました。階段まで伸びる各スペースの床仕上、リビングに伸びソファ化する踏板、階段が収納や玄関といった別の機能を兼ねること、常に階段の先に別のスペースが垣間見えるような構造や踏板や家具の在り方。
結果的にスペースと階段という区別を超えて、小さなスペースが見え隠れしながら連なる一室空間的な住まいとなりました。極小のスペースに身体を親密に包まれながら、同時に家全体に居ると思える感覚。そんな「小さな広大さ」を実現しようと試みています。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:2000万円以上〜2500万円未満


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<2>府中の家

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背の高い集合住宅に囲まれながらも、その隙間から富士山を望むことのできる幸せな場所に建つ家。
東京西部の私鉄駅前の立地で、建主はその利便性を優先し、土地の狭さと建物計画条件のデメリット(12坪という狭小地、防火地域ゆえ建物も3階建以上となると耐火建築になる等)を受け入れ、それに対応した狭小住宅です。



【事例詳細】

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:1500万円以上〜2000万円未満


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<3>KS.house

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敷地は4m道路に面した13坪の狭小地で、周囲は住宅やアパートが密集しています。道路斜線や北側斜線も厳しいこの敷地に如何に家族4人の快適な暮らしを成立させるかが課題でした。
隣家が迫っている周辺環境から、採光と通風を確保し、無駄な動線の無い最大限の居住空間を成立させるため、敷地中央に光を取り込む中庭と階段室を設け、斜線制限によって決まる最大ヴォリュームの中央上部から光と風を取り入れる住宅を目指しました。
1階から3階へと連続する階段横の壁には奥行き265mmの棚を設け、本や各階で必要な物が収納されています。掃除道具などの収納スペースには扉を設け、電話機、絵画などもこの階段収納に納められています。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:2500万円以上〜3000万円未満


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<4>アラカワアレイ

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東京の下町。袋小路の路地のような間口が狭く奥行のある敷地に建つ重層長屋形式の賃貸併用住宅です。
建物の間口は1間(1.82m)。1、2階それぞれにロフトを設けることで天井の高い住戸を上下に二つ積み上げたような長屋です。施主夫婦は2階に住まい、1階を賃貸住宅としています。
敷地の間口は細いところで2.4m、広い場所でも2.7m程度しかありません。そんな空間をすっと切り取るように壁を立てて生まれた場です。
両サイドを高い壁に囲まれた室内は、壁に付加された植栽の雰囲気とも相まって、まるで街路の一部であるような内外が不確かな場所になります。そこでは路地に入ったときのような独特の心地よさを感じることができます。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満


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<5>恵比寿の狭小住宅〜5.1坪のスキップフロア〜

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敷地面積8.62坪、建築面積5.1坪という、これまで設計してきた住宅で最小の敷地面積と建坪です。
街には美味しいレストランがあり、素敵なカフェや美容室、おしゃれな花屋さんもあります。生活のための最小限の備えと空間があれば、豊かな生活ができる。都市で生活することを潔く教えてくれた住宅です。
住宅の中央に縦に貫く階段を配置し、階段の踊り場を少し広くしたような南北のスキップフロアが家族をつなぎます。



【事例詳細】

・構造:混構造

・敷地面積:50平方メートル未満


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<6>東区の小さな家

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敷地は名古屋市内の幹線道路から一本中に入った市街地で、昔からの歴史ある場所特有の密集地にあります。
この敷地周辺のエリアをじっくりと歩いてみると、昔ながらの寺院と日本家屋や長屋が点在するように少しだけ残っていて、 街並みに歴史を感じさせるものが僅かながら残っています。
そこで『長屋』という型を採用し、この場所にふさわしい住宅を探ることを試みました。小さな敷地から足場のための必要最小限のスペースを四周残して、敷地いっぱいに計画すると、 間口2間半、奥行き3間半の2層の建物となりました。 ここから玄関ポーチとテラス、1階の庭をとると、延べ床面積15坪の非常にコンパクトな計画となりました。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:1500万円以上〜2000万円未満


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<7>街での暮らしを楽しむ 「六甲道の家」

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阪神間のJR駅からすぐ、利便性のある場所に建つ家です。
将来は「カフェを実現したい」という思いを受け、土間の1階に長いカウンターキッチンを設けました。
内部はスキップフロアにすることで、家族同士がどこにいても互いの気配が感じられます。また、大きなトップライトを設けることで、明るく、街の風景が体験できる都市住宅となっています。



【事例詳細】

・構造:鉄骨造

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:2000万円以上〜2500万円未満


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<8>11坪の居心地HOME(狭小、ローコスト)

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建坪11坪、二人家族の小さなおうちです。
コンセプトは「光」と「風」と「居心地」
空間をつなげることで部屋を広く感じられるよう、いろんな居場所をつくることで居心地がよくなるよう、 小さなこだわりを積み重ねて、ひとつしかない空間ができあがりました。
ローコスト住宅でありながら、オリジナルの造作キッチンを製作。ちょこっとしたこだわりをスパイスにしたインテリアも 居心地に貢献しています。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:2000万円以上〜2500万円未満


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<9>Ooi60 / 敷地12坪、延床60平米。地下1階地上2階RC

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Ooi60は東京都品川区大井に建つ若い夫婦のための住宅です。
1Fには駐車場と玄関、水回りのみを配置。敷地いっぱいに広がった地下には、通風と採光を考慮したドライエリアを付することで、季節や家族形態によっては2Fのリビングと入れ替えられるプログラムとなっています。コンパクトな3層断面構成は、目まぐるしく裏側と表側が交錯しますが、それらが溶け合うような建築を目指しました



【事例詳細】

・構造:RC造

・敷地面積:50平方メートル未満


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<10>商店街にある店舗併用木造3階狭小住宅での暮らし

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【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:3000万円以上〜3500万円未満


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敷地面積50平方メートル以下の狭小住宅で気になった設計・間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSUMIKAで専門家にメッセージ送信あるいは資料請求してみてください。すでに家づくりの意志がお決まりの場合はプロジェクトの立ち上げにより、家づくりを担当してくれる専門家を募ることもできます。



文:SUMIKA運営事務局

※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。

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