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暮らしのアイデア帖
2016年 1月28日

新しいけど、懐かしい。
風情を感じる“昭和レトロな家”のつくりかた

暮らしのアイデア帖

“レトロ”という言葉から、いろいろ連想できますが、“昭和の風情”もそのひとつ。昔からある日本の風景に出合うと、どこか心が和むものです。心を穏やかにし、くつろいだ気分にさせてくれる“レトロ”な空間に憧れる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、畳や縁側、囲炉裏など…“昭和”をキーワードに、新築やリノベーションした事例をご紹介します。

小物インテリアだけでも実現可能

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懐かしい家(株式会社じょぶ)

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懐かしい家(株式会社じょぶ)

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懐かしい家(株式会社じょぶ)

こちらのお宅のコンセプトは「新しい家だけど、どこか懐かしい家」。家に入ると、広々とした土間兼ギャラリースペースが広がります。リビングにつながる引き戸には、施主の祖母が使っていたという年代もののガラスを再利用。卓袱台や照明といったインテリアもいい具合にアクセントになっています。すべてを昭和レトロにするのではなく、所々に要素を取り入れることで、ほどよく昭和の雰囲気を楽しめる、使い勝手の良い家づくりができそうですね。

伝統的な竿縁天井で懐かしい風景を再現

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昭和レトロのリノベーション(SKY Lab 関谷建築研究所)

築30年の中古住宅をリノベーションしたこちらは、味わいのある既存の柱を再利用し、日本の伝統的な竿縁(さおぶち)天井を採用することで、昭和レトロの雰囲気を演出しています。築年数の古い住宅のリノベーションも、昭和レトロ風であれば、効果的に既存の建材を活かせそうです。また、床は杉無垢のフローリング、壁は自然素材の漆喰を使用するなど、デザインだけでなく、素材にも配慮。心にも体にもやさしい、ナチュラルな昭和の家です。

“縁側”でつくる昭和レトロ感

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大原の家(クラフトサイエンス一級建築士事務所)

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大原の家(クラフトサイエンス一級建築士事務所)

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大原の家(クラフトサイエンス一級建築士事務所)

古い木造校舎のような雰囲気…そんなイメージから、外壁は杉の無垢材を使った下見板張りに。下見板張りとは、板を横に置き、お互いが少しずつ重なり合うように取り付けられた板のこと。室内にも木材をふんだんに使い、どこか懐かしい木造校舎を彷彿とさせます。そして、家と庭とをつなぐのはウッドデッキではなく、縁側。庭の景色を楽しむだけでなく、月見をしたり、将棋をさしたり、縁側があるだけで、暮らしのスタイルにも変化が出そうですね。

マンションでも畳を敷いて、昭和レトロに

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畳の大空間:府中市のリノベーション(ショセット建築設計室)

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畳の大空間:府中市のリノベーション(ショセット建築設計室)

こちらは、床座の生活を愉しむために、マンションの一室をリノベーション。ウォークインクローゼット、洗面所、キッチン以外はすべて畳の空間になっています。建具の一部には、昭和初期のアンティーク素材も使用。卓袱台で食事をとり、文机でパソコン作業をして、夜は布団を敷いて寝に就く…。マンションに暮らしながらも、昔ながらの生活スタイルを愉しみたい…そんな人におすすめのアイデアです。

囲炉裏ひとつで、心和む昭和の空間に

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囲炉裏のある家(灯和屋(株式会社シェアスタイル))

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囲炉裏のある家(灯和屋(株式会社シェアスタイル))

築35年の建物を古民家風にフルリノベーションしたこちらは、100年以上経過したケヤキや栗、杉の無垢材を贅沢に使用。古民家らしい重厚感があります。1階の囲炉裏は、暖をとったり、食事をしたり、団らんしたり…、自然と人が集まる場所に。昔から暖房や調理を兼ねた設備として、愛されていた囲炉裏には、今の時代も人の心をほっと和ませてくれる力があります。リビングに囲炉裏を設置する…。それだけで、人と人との距離が近くなる、昔ながらの温かみのある家になりそうです。

いかがでしたか?

昭和レトロ、古民家、木造校舎など、ひと口に“昭和”といっても、その表情はさまざま。それぞれに昭和らしい趣があり、心を和ませてくれます。

古い建材を再利用したり、昔ながらの建築法を取り入れたり…、家づくりを通して日本文化の良さを改めて発見できそうですね。

Text SuMiKa編集部

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