光を取り入れたり、空気を循環させるだけでなく、外観をデザインしたり、借景を得たり、いろいろな役割を担う窓。窓ひとつで家の印象はぐっと変わり、また暮らしに変化が生まれます。
今回は、窓でこんなに家が変わる!というアイデアを集めてみました。
”本棚にベンチつきの窓”で、窓辺がプチライブラリーに
圧迫感が出てしまう壁一面の本棚も、このように大きな窓を設けると、風景との一体感のある開放的な空間に早変わり。さらに窓にベンチシートをつけることで、小さな図書館としても楽しめます。
360度の景観を独り占めできる“展望窓”
自宅にいながら景色を楽しむなら、展望窓がおすすめ。家の最上階に設けたこちらのミニ展望窓からは、密集する隣家を超えて、360度の景色を一望でき、遠くには富士山も眺めることができます。
屋根に窓をつければ、海外の家のような愛らしさ
こちらは、屋根に取り付ける小さな窓、“ドーマ窓”。ヨーロッパ建築によくみられるスタイルです。ドーマ窓があることで、外観が愛らしくなるほか、採光を確保しやすく、通気性も良くなります。
“銃眼”をモチーフとしたランダムな窓
銃で射撃するための小窓“銃眼”をモチーフとした家。ランダムに設けられた小さな窓で、遊び心のある空間になります。
大開口に設けた、モダンな格子窓
こちらは、某サッシメーカーの工場。こちらで目を引くのが、建物のファサードに設けられたランダムサッシ。室内側は窓枠を隠すように木の枠でカバーされています。奥行きのある木枠は、小物を置く棚などとしても利用できるので、住宅でも取り入れられますね。
バイクを愛でるための“ピクチャーウインドウ”
窓は外を眺めるだけではありません。こちらは、ガレージのバイクを眺めるために、リビングに設けたピクチャーウインドウ。お気に入りの愛車を家にいながら楽しめる窓のアイデアです。
窓がそのまま部屋に!?
こちらは、窓であり、ともすると部屋(小さな空間)のようでもあるインパクトのあるデザインが印象的です。シンプルな空間も、窓のつくり方で、雰囲気ががらりと変わりますね。
プライバシーが守られる、窓のない家
こちらは、“家には窓があるもの”という固定概念を覆す、窓のない家。部屋に光を取り入れたり、室内から景色を楽しむことはできませんが、その代わりに防犯性を高め、プライバシーを守ることができます。また、構造上の弱点を持たないことで、耐震性を高めることも。窓がないことで、メリットもたくさんありますね。
いかがでしたでしょうか?
窓の大きい家、多い家、ない家など…“窓”と一口に言ってもそのスタイルはさまざま。ライフスタイルに合った、自分たちらしい窓を見つけてみてください。
Text SuMiKa編集部