息子がまもなく3歳になります。
(どちらかと言えば)絵本の好きな子に育って欲しい。
(どちらかと言えば)お絵かきを楽しめる子だったらいいな。
(できることなら)音楽にも触れさせたい。
ここは譲れないみたいな育児論はないけれども、
なんとなくそっちのほうが幸せかなぁと、
こんな事をかんがえながら子育てしています。
どちらかと言えばクリエイティブな子どもに育てたい、と。
私だけではなく、そんな風に考えているパパさんママさんは、
少なくはないのではなかろうか、とふと思いまして
子どものクリエイティビティを育むことができそうな家づくりのアイデアを
建築家のつくった住宅の中から探してみました。
5つのアイデアをご紹介します。
壁は、君のキャンパスだよ。好きなだけ描いておくれ。
クレヨンはもちろん、親の使っていたボールペン、マーカー。手に取った瞬間からはじまるお絵描きタイム。
スケッチブックを渡して、ここに描いてね、と言えばわかるものの、「描いちゃいけない」場所(つまり床に壁)に描きたいのが子ども心。
新築ともなれば、パパ、ママからしてみれば描かれたら悲鳴ものです。
というわけで、お絵描きができる壁をつくってしまいましょう。
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フラットヒモンヤ (株式会社キー・オペレーション 一級建築士事務所)より
高さ2.4メートル、長さ12メートルの大きなキャンバス。
子どものお絵描き空間としてだけではなく、家族のコミュニケーションにおいて重要な役割を担っているそうです。
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schole home ~笑顔の学校~(株式会社じょぶ)より
遊び場をたくさん配置したという、そのタイトルどおりのユニークな住宅です。
のぼって、遊んで。毎日がアドベンチャー。
家の中にいながらにして、遊びながらバランス感覚を養えるボルタリングを子ども部屋に設置するアイデアも。
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ビタミンカラーのポップな子ども部屋の壁に設置されたボルタリングスペース。子どもの発育にも良いとされているそうです。
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なんと、元気な息子さんたちのために、階段を使わずとも上階にいけるボルタリングを設置したとか。
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ボルタリング壁のデザインの一部になっている手形。月日が経過し、子どもたちが成長するとともに増えたりしていくのでしょうか?
目指せ、文武両道。
机に向かっているだけでは、クリエイティビティは鍛えられません。コミュニケーションをして、競い合い、共に何かに励む。そんな環境も大切ですね。
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このおうち、なんと中庭には大きな広場。サッカーコートとなり、兄弟みんなでボール蹴りができます。
そして、子ども部屋は・・・・。
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ゆるやかに繋がりながらも、間仕切りで個室風な空間を維持しています。兄弟と言えども隠したい事はたくさんあるよね。一人ひとりが秘密基地に篭もって、自分の世界を楽しむ時間を過ごします。
あこがれの遊具をおうちの中に。
子どもたちに人気の公園遊具といえば、ブランコ、すべり台。庭や家にあったなら、たちまち近所の子どもたちが集まることは間違いなし。
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秦野の山々と薪ストーブを眺める家(株式会社ウィズハウスプランニング)より
用途は子ども次第!という、こんなアイテムもクリエイティブを刺激しそうです。
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パパママの隣りで、今日は何して遊ぶ?
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KINDER BUS(ニエダ+ヒサエダ アーキテクツ一級建築士事務所)より
幼稚園の庭に置き去りにされたバスを再生し、その結果子どもたちの遊び場となったそうです。運転席に座れば、たちまちバスの運転手。「乗せてくださーい」と、お友だちはお客さん。「ごっこ遊び」は想像力、社会性をはぐくむ遊びのひとつと言われています。こんな楽しい遊び場がある街もステキですね。
黒板壁、ボルタリング、秘密基地(小部屋)、ブランコ、ごっこ遊びツール。いかがでしたでしょうか。
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Text:SuMiKa編集部
※ 2017年3月に追記