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暮らしのアイデア帖
2015年12月 3日

洋服を着替えるように部屋を着替えよう!タイルではじめる間取り別マイクロリノベ

暮らしのアイデア帖

最近は、インテリアショップやDIYのお店で彩り豊かなタイルを見かける事も増えました。タイルは、無機質な壁を彩り、住まいを「お気に入り」の場所に変えてくれたり、「私らしい家」として個性を与えてくれたりします。また、工具を活用するような大がかりなDIYとは異なり、「なんとなく自分でもできる気がする…!」「これならリノベをしなくても家の雰囲気を変えることができる…」そんなわくわく感を与えてくれるのもタイルの魅力です。

今回は、台所から柱まで、間取り別にタイルの活用事例を紹介します。DIYからプロの仕事まで、さまざまな事例をどうぞ!

【キッチン】これは定番♪油汚れもさっと拭けるから掃除も楽チン。

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HAK邸(room-n アーキテクツ)

こちらのタイル選びは奥さんが毎週末見に回って気に入ったものを使用。キッチンに立つ時間が長いからこそ、自分が好きな色や素材を選べると料理をつくるのも楽しくなりそうです。
こちらはご夫婦がヨーロッパ滞在中に集めたタイルをキッチンの壁に埋め込んでいます。こんなふうに思い出をタイルに込めて、そのまま装飾として使うことができるのも素敵ですね。

【洗面所・シャワールーム】ジメジメを解消、カビの発生を防ぐ機能に合わせて。

洗面所は採光が難しかったり、空気がこもりやすい間取りになっている場合もあります。こういった場所では、湿気対策のひとつとしてタイルを選ぶ方も多いようです。つやのあるタイルなら、照明の照り返しによって部屋を明るくする効果も期待できます。

また、「外から帰ってきたらうがい手洗い」「食べたら歯磨き」、洗面所は病気予防のポイントとなる場所のひとつです。洗面所をこどもたちが喜んでくれる場所にできると、これらを習慣化するのもスムーズになるかもしれませんね。

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ナチュラル&レトロな注文住宅(ホームラボ)

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夕雲町の家-little forest-
(一級建築士事務所 祐建築設計事務所)

お風呂などで汚れやすい場所に大型タイルを使えば、目地も少なくてすみ、手入れがさらにラクになります。お風呂のタイルは白が定番ですが、同じ白でも大きさやカタチが違うだけで雰囲気もがらりと変わります。

こちら色は白に統一されていますが、大小おおきさの違うタイルを組み合わせることで、ニッチとシャワールームの用途を区切っています。

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加賀の家(松岡淳建築設計事務所)

一方、こちらは白い丸いタイルで統一したバスルーム。四角タイルに比べて少し個性的に見えます。バスタブの縁のカーブまでタイルで包み込んでしまえば、バスタブ下の掃除がぐっとラクになりそうです。

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TN-house(エアスケープ建築設計事務所)

【ダイニング】
部屋を明るくする、壁紙のようなタイル

殺風景になりがちなキッチンカウンターの壁面。モザイクタイルをミックス貼にすることでインテリアとしても素敵な壁面収納に。施主の方と専門家さんが一緒にさまざまなパターンを検討したオリジナル配色なので、個性も抜群です。

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着替える家(山本嘉寛建蓄設計事務所)

こちらのキッチンカウンターはガラスタイルを張り込んでいます。タイルを壁までつなげることで、空間の一体感が生まれ、お店のような完成した内装に仕上がっています。

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西宮北口Y邸改修工事(エムデザイン一級建築士事務所)

こちらはリビングの飾り棚の背面をモザイクタイルで仕上げ、アクセント壁としてとても印象的です。

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家庭菜園も楽しむ、北欧のインテリアと国産材が調和した温かな家(株式会社ウィズハウスプランニング)

【構造体】家の構造体にタイルのアクセントを

家に欠かせない柱や壁。隠したくても隠せない、とりたくても構造上とれない。そんなときにはタイルの装飾で見せる構造にしてはどうでしょうか。

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柱にタイルのアクセント 思いやりの空間(株式会社 協和ハウス設計事務所)

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壁にタイルで化粧をしています。 6寸柱の無垢の家(株式会社 協和ハウス設計事務所)

【番外編】
美術品のように、壁に飾られたタイル

ここまでタイルの機能的な魅力をご紹介してきましたが、最後は美術品のように家に飾られているタイルをご紹介します。タイルの世界は奥深く、タイル自体の美しさに惚れ込んでしまうことも少なくありません。

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駒沢の家(岩崎整人建築設計事務所)

ウォルナットの棚板を埋め込んだモザイクタイルの壁。螺旋階段を通して光があたり、さまざまな表情を見せます。

こちらは玄関に入るとあるタイル壁。ライトアップもされ、まるで現代アートのようです。絵画と違って、汚れても拭き取ることができるのが魅力的ですね。

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無題(株式会社TERRAデザイン)

いかがでしたでしょうか?

日々の暮らしをちょっと華やかに、もっと住みやすく。家を育てる小さなリノベーション、マイクロリノベ。
湿気や汚れ対策といった機能面を改善しながら、部屋を明るくしたり、印象を変えたりと気持ちの面での満足度を上げることも可能です。

家はつくっておわりではありません。住んでから気づくことも多いはず。
「こうだったらよかったのに」という気持ちを大事に。そこには、もっと快適で楽しく暮らせるヒントが隠れています。

住んでいる人、ひとりひとりの工夫が詰まった家が増えたらいいですね。

Text SuMiKa編集部

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