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暮らしのアイデア帖
2016年 4月14日

実は、見た目も構造もこんなに多彩! “平屋”の新しいカタチ、集めました

暮らしのアイデア帖

1階だけで生活のすべてを完結させる平屋(フラットハウス)。ここ数年、そんな平屋を好む人が増えているようです。平屋というと、昔ながらの日本家屋をイメージしますが、今では見た目も構造も実に多彩。そこで今回、新しいカタチの平屋をピックアップ。その魅力をご紹介します。

床下浸水の心配がない、浮遊する平屋

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ボートハウス(土居建築工房)

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ボートハウス(土居建築工房)

広島県、宮島の対岸に建つこちらは、過去に、高波の床下浸水を経験したことから、建物を地面から離して設計。浮遊する、見た目もユニークな平屋です。室内は南側をパブリックスペース、中央を水回りと中庭、北側をプライベートスペースに。子どもの成長に合わせて、つくり付けの収納家具で部屋を仕切ることができます。また窓を大きくとれる平屋は、光や風を取り込みやすいというメリットも。やわらかな光に包まれた空間で、いつでも家族の気配を感じることができます。

庭との一体感が快適!
アウトドアやDIYが思いのまま

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長野市S様邸COVACO(アクロスホーム株式会社)

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長野市S様邸COVACO(アクロスホーム株式会社)

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長野市S様邸COVACO(アクロスホーム株式会社)

「趣味のアウトドアを存分に楽しみたい!」そんな思いがぎゅっと詰まった、アウトドア好き必見の平屋です。横の動線だけで動けるのは平屋のメリット。ウッドデッキや庭も部屋の一部のように、気軽に行ったり来たりできます。このちょっとした動線の違いが、生活をより快適にしてくれそうです。バーベキューをしたり、ハンモックで昼寝をしたり、日曜大工をしたり…。さらに室内にはクライミングスペースがあり、冬もアクティブに過ごせそうです。

家の中で屋外を感じるタープ天井

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駒形の家(飯山千里建築設計事務所)

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駒形の家(飯山千里建築設計事務所)

イメージしたのは“室内にいながら、何となく屋外にいる気分になれる家”。そこで天井にひと工夫。タープテントを張ったようなフォルムにすることで、そのイメージを実現しました。中央が低く、南側と北側が空に向かって広がる天井は、季節や時間によって表情が変化。住まい手は、天井の高い場所、低い場所、光の当たる場所、風の入る場所と、居場所を選んで暮らしを愉しめます。またタープの形にすることで、空気が流れる天井裏をつくることができ、室内環境も快適に。天井で部屋全体にさまざまな表情を持たせる…、平屋だからこそできるアイデアですね。

庭を囲むエコな平屋

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庭を囲む平屋の家(松原正明建築設計室)

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庭を囲む平屋の家(松原正明建築設計室)

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庭を囲む平屋の家(松原正明建築設計室)

こちらの平屋は、棟をわけたタイプ。庭を挟んで、棟を居間棟と寝室棟のふたつにわけて、書斎でつないでいます。棟をわけることで、限られた敷地を有効に活用できるうえ、庭を囲うように建つため、プライバシーも保たれます。また環境への配慮から、暖房には太陽熱を利用。日中、屋根面で温めた空気を床下に送り込み、部屋全体を温めるため、どの部屋にいても寒さを感じません。太陽熱が得られないときは、薪を燃料として使う暖炉が活躍。いつでも暖かく快適に過ごせます。

車椅子対応の完全バリアフリー

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車椅子生活者のための平屋住宅(近江八幡の家)(タクタク/クニヤス建築設計)

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車椅子生活者のための平屋住宅(近江八幡の家)(タクタク/クニヤス建築設計)

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車椅子生活者のための平屋住宅(近江八幡の家)(タクタク/クニヤス建築設計)

こちらは、車椅子でも快適に暮らせるように設計された平屋。段差をなくしたバリアフリーも、平屋であれば、無理なく実現できます。寝室はどの部屋にも出入りできるルートを確保。引き戸を開け放つと、すべてがつながり、大きなワンルームになります。また室内にいながら屋外の雰囲気を感じられる“インナーテラス”、寝室には畳の小上がりなど、所々にアクセントをつけて、空間に変化を持たせています。

いかがでしたか?

平屋はちょっと狭いかな?と感じる人もいるかもしれません。しかし、それは“本来必要な部屋が無駄なく完結している”ともいえそうです。

余分なものを持たないシンプルな平屋暮らし。ほかにも、天井を高くとれる、台風や地震に比較的強い、老後も暮らしやすいなど、さまざまなメリットがあります。ぜひ、新築やリフォーム時の参考にしてくださいね。

Text SuMiKa編集部

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