耐火建築物となり、かつ、狭小によるコストUPがございます。
また、立地的に搬出入等にも制約が予想され、現場事務所等の経費も掛かります。
更に、クレーンを設置するスペースも無いので、工事時間が限定されたり、
場合によっては占有が出来ない事もあるかもしれません。
以上のことを踏まえなくても建築費(税別)だけで2,000万円程の予算が必要です。
更に、31㎡の敷地に延べ面積75㎡の希望だと、
階段が5㎡として23㎡程の各階床面積となり、結果、敷地いっぱいの建築物となり、
道路面からの法的な採光等をとるプランになります。
商業地域で道路面にメイン開口をバルコニーもほぼなく設置するのは一考が必要です。
どうしても、都心に住みたいという強い思いで造られた『塔の家』の様に
強烈な個性的名建築に住む、相当な一般的不便をも厭わぬ心身ともに強靭でなければ
建築主の未来を建築を通して創造する建築家としてはお薦めできません。
都内の商業地域なら、高価な土地代となるでしょうから、
その売却金を加えて郊外の住宅地にお建てになるか、若しくは、
3階建て(実質4階建て)を諦めて、5坪程度のワンルーム平家建てとするかが
残念ながら、適当となります。
Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
ArchiL*****e.jp
=豊かな空間創造、幸福な時間=