経年による変化についてのご質問

匿名様

林泰介建築研究所の林ともうします。

屋根形状によりますが、屋根面のガラスの掃除は難しいと思われます。

少しお金が掛かりますが、ガラスを光触媒コーティングしてはどうでしょうか?
ある程度勾配を取ってあれば雨が汚れを流してくれます。

一つだけお話ししておきます。
大変暑いです。小さなトップライトが有るだけでも夏場はサウナ状態です。
カーテン等遮る工夫がかならず必要です。

林

匿名様

林泰介です

丁寧なご返事有り難うございます。

他に気をつけなければならないのが雨漏りの問題です。
屋根のガラスについて既製品のサッシのトップライトを使用するのであれば、あまり問題は有りませんが、この場合、住宅用の製品はサイズが小さく、大きな面をガラスにする場合ビル用等のサッシとなりコストが掛かります。
ローコストで作る場合は防水に気をつけて設計、施工をしなければなりません。
しかし、既製品レベルの気密性は無理なのを承知の上で、ある程度経験のある設計士や工務店に頼んだ方が無難です。
コストと性能のバランスはどこかの時点で折り合いをつけないといけません。
その基準をご自身で確認する事が大事です。

暑さ対策ですが、コスト的に問題が無ければ電動カーテンが良いのですが、高額な商品です。手動のロールカーテンを上手に使うとか布地を天幕のように取り付けれるようにする等色々な方法が有ります。

又、熱は上にたまる性質が有りますので、天井の高い部分に換気扇を設けたりして熱気を排出する事を考え他方が良いと思います。

光触媒コーティングですが、最近の建材の為実際にどれだけ持つかはデーターでしか解っていません。
10年持ったとして、汚れが目立つようになれば再度塗布する必要が有るかもしれません。
メンテナンスフリーの製品は有りませんので、掃除し難い部分の汚れはある程度仕方ないと考えた方が良いと思われます。
屋根部分なので、外観からはほとんど解らないと思われます。

お考えになっている形状が解りませんので思いつく事を書いています。
ご参考程度でお願いします。

林泰介