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逆ベタ基礎について

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kurakura
宮崎県
今年家を建てたいと考えている者です。
そこで基礎についていくつか質問があります。

妻と相談して、基礎を低くして段差の少ない家にしたいという話が出ました。
ネットで調べたところ、逆ベタ基礎が出てきました。
そこで逆ベタ基礎についていくつか質問が有ります。

①逆ベタ基礎と逆スラブ基礎は同じ基礎を指すのでしょうか?

②逆ベタ基礎の
 長所
 1.普通の基礎よりコストを抑えることができる
 2.地面の熱を利用でき冬は暖かい。
 短所
 1.配管が基礎の中を通るので、修理ができない。

 長所と短所は合っていますか?他にもありましたら回答願います。

③逆ベタ基礎はシロアリ被害に関してはどうでしょうか?
 また、逆ベタ基礎でシロアリ対策は何かありますか?
 ちなみに住まいは宮崎県です。

④逆ベタ基礎で防湿シートを施行しているのを見たのですが、シートの厚さは厚ければ厚いほどよいといえますか?

専門家の回答

2件

2016年 4月 5日
①逆ベタ基礎と逆スラブ基礎は同じ基礎を指すのでしょうか?
Ans.同じ意味で使われています。

②逆ベタ基礎の
 長所
1.普通の基礎よりコストを抑えることができる
→残土処分費用は抑制できると思います。
2.地面の熱を利用でき冬は暖かい。
→土間スラブ下が土なので気温変化の少ない地中熱により、冬は暖かいと思います。
 短所
1.配管が基礎の中を通るので、修理ができない。
→土間スラブを斫らない(壊さない)限り、修理できません。
2.基礎立ち上がり部底面の接地面積が小さいため不同沈下を起こす可能性があります。
3.長所2の裏返しで土間スラブ下が土なので湿気が多くなり、カビの発生も懸念されます。

③逆ベタ基礎はシロアリ被害に関してはどうでしょうか?
 また、逆ベタ基礎でシロアリ対策は何かありますか?
Ans.長所2の裏返しでシロアリにも良い環境となります。
  総合的に判断すると私は、逆ベタ基礎はお勧めいたしません。

④逆ベタ基礎で防湿シートを施行しているのを見たのですが、シートの厚さは厚ければ厚いほどよいといえますか?
Ans.シートの厚みよりも砕石+竹炭+乾燥砂+防湿シート0.15mm+捨てコン+土間コンというような構成で防湿を強化したほうが良いと思います。
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ユーザーの返答

2016年04月08日

kurakuraのプロフィール写真

丁寧な回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

2016年 4月 5日
kurakura様
株式会社ヨシダデザインワークショップの吉田と申します。あまり専門的にならないよう簡素に回答させていただきます。
①逆ベタ基礎と逆スラブ基礎は同じ基礎を指すのでしょうか?
 逆スラブとは、鉄筋コンクリート造の建物において、梁に対して梁の天辺に床のレベルを合わせて作られたスラブに対し、梁の下面に合わせて床が作られた状態を言います。それが1階の床で同じように作られた場合「基礎」の文字を入れた用語となります。一方ベタ基礎とはコンクリートで作られた床板を直接土に接して平面全面に作った基礎の状態を指します。
通常の木造の住宅の場合「布基礎」と言いますが、基礎をRCで低い壁状に作り、床面は木材で下地を作り、要所に荷重を支える束(低い柱)で床を支えます。
ですので、逆ベタ基礎と逆スラブ基礎は同じ意味を持っていると考えます。
②逆ベタ基礎の長所 1.普通の基礎よりコストを抑えることができる?
 コストはベタ基礎の方が高めになる傾向があります。なぜなら、床全面に鉄筋を入れたRDの床をつくるため、壁下のみ基礎をつくる布基礎よりRC量が増えてコストが増加します。また、建物の全面を基礎工事の施工で地盤を掘る必要があり、土工事アップもコストアップの要因となります。
2.地面の熱を利用でき冬は暖かい。?
 地中は外気に比べて温度が一定していますので(15℃程度か。地域によりますが)、床下に外気温と同じ温度の空気層がある布基礎よりも一年を通じて温度が一定ですので断熱効果が高くなります。
3長所の追加
 構造的に平面全面で荷重(建物の重さ)を支えていますので、安定した構造です。
壁部分のみ基礎とした布基礎の場合、どこかが部分的に鎮火した場合建物上部への影響が大きくなりますが、全面で一体化しているので地震時の影響も少なくなります。
短所1.配管が基礎の中を通るので、修理ができない。?
 修理できます。ベタ基礎にした上で室内の床下に配管に必要な最低限の隙間を作ったり、洗面やトイレ、浴室の下だけ床スラブ(RCのベタ基礎)を低くすることで十分対処ができます。ただし、RC躯体が複雑な形状となりやはりコストアップの要因となります。ちなみに大きなビルなどは多くがベタ基礎なのです。でも問題がないことからご理解いただければと思います。
③逆ベタ基礎はシロアリ被害に関してはどうでしょうか?
 ベタ基礎の場合は地盤面から遮断されていますので室内からアリに侵入されない限り対策は不要となります。ただし、配管などが外周部のRC梁を貫通する部分などの対策が不十分の場合は侵入される事例がありますので施工の際は注意が必要です。
④逆ベタ基礎で防湿シートを施行しているのを見たのですが、シートの厚さは厚ければ厚いほどよいといえますか?
 防湿シートの役割はそもそも布基礎の床(室内の)下が地面の湿気でシロアリなどが発生し不健康にならないように地面に敷きこむことです。ベタ基礎の場合厚いコンクリートがありますので、本来の防湿の目的を床が果たしているので必要がないとも言えます。念のため敷きこむ場合もありますが、無駄なコストアップにつながりますので、厚くする必要はありません。
その他。
 「逆ベタ基礎」の場合、建物外周部に梁があります。床は梁の下面に合わせて作りますので、外周部では梁の天辺は床より高くなります。そのまま床を仕上げると外に出る時に「梁につまずく」ことになる、と言うとイメージしやすいと思います。そこで上記の配管の項でお話をしましたが、室内の仕上げ床(木造)を梁の天辺に合わせて作り、RCの床板との間に隙間をつくって配管スペースとするのです。RD躯体が多く、さらに仕上げ床も持ち上げて作りますのでコストアップとなる所以です。
では「逆ベタ基礎」ではなく、「ベタ基礎」ではいかがでしょうか。つまり外周部の梁の天辺に合わせて床を作り、梁の下端は床RC面より深く埋める方法です。これも一般的に行われ、特にバリアフリーとすることが可能です。私のはこれまで「ベタ基礎」で作り、外壁の要所だけ「梁ではない立ち上がりRC壁を作る」ことで、玄関や掃き出しの開口部をつくってきました。ご質問での私の疑問が「逆ベタ基礎」にこだわっていらっしゃる部分です。通常の「ベタ基礎」についてもご検討されてはいかがでしょうか。

以上ご参考になれば幸いです。文章での説明が難しく、もし分かりにくかった場合は申し訳ないです。素晴らしいマイホームの実現を願っています。
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ユーザーの返答

2016年04月08日

kurakuraのプロフィール写真

丁寧な回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

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