初めての家づくりについて

はろさんへ

僕のところへ来るお施主さんのほとんどが何人もの建築家と合っています。
契約直前まで行って止めている場合もあります。僕も1回お会いしただけで音沙汰が無い場合もあります。
皆さん、いろんな建築家と合って勉強されているのだと思います。

もし、とっても大好きな建築家の方がいるのであれば、まずはその人にコンタクトをとり、じぶんの思いを話すのが良いと思います。
あとは相性です。
合わないと思ったのでしたら、ちゃんと断りを入れて他を探してください。
お見合いと一緒です。(まず容姿、そして性格、、)

コンタクトのとり方はメールでも電話でも良いです。その後日時を決めて事務所に来ていただくことが多いです。
その場合、できればご夫婦で来て頂いたほうが話がはずみますし、違った意見も聞けます。よくあるのは、どちらかが先走りしていて、「こんな家」という思いが強く、どちらかがその時に初めて聞かされた感じで驚いていることがあります。
住宅を作ることは一大事ですので、家族でよく話し合って意見をまとめているほうが相手に伝わりやすいです。

何人もの建築家と同時に話を進められる方もいます。その場合は、その旨を伝えていただいているほうが、安心します。
誰と特定する必要はありませんが、「他にも声を掛けています。その中で選びたいと考えています。」と言っていただいた方が良いと思います。
僕たちも仕事としてお金をもらっていますので、他の方に決まった場合は諦められますが、何となく消滅していくのは「一言でも言ってくれればいのに、、」と思います。

建築家に声を掛ける前に、まずは自分がどんな住宅を建てたいかを良く考えてください。
そして、なるべく焦らずに余裕を持って進めてください。

林泰介

はろさんへ

時間が経過しているのでもういくつかの建築家にご相談されているかもしれませんが・・・

数人の建築家にお話しされるのであれば、その前に「こんな家にしたい」という内容を箇条書きでも結構なので紙にまとめて見てください。

考えるより、文章としてまとめて見るとまた新しい考えが生まれたり、思っていたことと違う風景も浮かんだりします。

ご相談を頂く場合よくあるのが、話しているうちに思いがどんどん変わってしまい整理がつかなくなってしまうことです。

じっくり考える時間も必要ですが、まず言いたいこと、この部分だけは絶対にかなえてほしいという部分をしっかりと文章としてまとめ、まず頭の中の整理を
つけて見てください。

その方が相手にも伝えやすく、また希望される住宅が実現します。

最初はどんなことでも結構です。
できるかできないかは、予算等も踏まえこちらで判断し説明していきます。

一度お試しください。

和建築設計室 安田和人