RCで純和風住宅

猫さん

新宿で無垢の木を使った設計をしている
マックスネット・コンサルタントの片瀬と申します。

ホテルの和風懐石などの店舗では、当然のように、RCの中に、数奇屋造り
の店舗を設計しますので、何の問題もないと思います。

しかし、数奇屋にするなら、やっぱり刻みによる伝統工法が一番ではない
でしょうか。なかなか良い職人・棟梁が少なくなってきておりますが、中に
は、木材も豊富に蓄積している棟梁がいますね。

木材は、自分の腕のため、自己表現のために、完全自然乾燥で備蓄
しております。流石ですね。

埋もれ木などを使った数奇屋風住まい、創ってみたいですね！

写真は、備長炭と竹のオブジェ

数奇屋作り「のような」。
「のような」は日本独特のカルチャーですね。

純粋な数奇屋作りは信じられないくらい
「きゅうくつな」セオリーの塊です。
このルールを守って初めて「数奇屋作り」が完成します。
大好きです。相当勉強しましたよ（笑）

ですが、本気で数奇屋に住もうとすると、それはそれで
問題もあります。つまり住みにくいかもしれません。
現代感覚では。

数奇屋作りは和でありますが、いわゆる「和風」は幅があります。
日本の名作のなかにはRC造で数奇屋作りや「和風」を
上手に取り入れたものが結構あります。
私も数奇屋作りを得意としたデザイナーではありません。

どちらかと言えば数奇屋をなんとか現代風な解釈で
再現できないものかと考える口です。

お若い建築家の方は、あまり交流がないので分かりませんが、
正直1965年以前に生まれた建築家ならば、わざわざ名前を
出さなくても誰もが知っている「現代和風」を実践してきた
建築家の作品に多かれ少なかれ影響を受けてきたはずです。

建築家は自由度が高いですか...
まぁ当たっていますが、そうばかりとも言えません。
つまり本気の建築家は「融通が利かない」一面を持っています。

普段から住宅に限らず「受身」つまり施主主導で仕事をしている
方は、正直「流されます」。絶対です。
普通は予算や「相手の御機嫌」を上手にバランスをとりながら出なければ、
とても商売としての「建築家」は成り立ちませんから。

そんな訳で猫さん、ちょっと古風な頑固そうな設計事務所を
訪ねてみては、いかがでしょう？
結構良い出会いが生まれるかもしれません。

ですが、こればっかりは「当たり外れ」がありますから、その時は
どうぞ私の意見をご容赦くださいね！

猫さま

京都で設計をしておりますSOUNDの岡本と申します。

RC造での和風住宅は可能です。
何ら問題はありませんし、不都合も思い当たりません。

大空間や大きな開口部、RC壁の表情を生かすなど、RC造ならではの数奇屋作りの純和風が出来るのではないでしょうか。

数奇屋の精神の1つである楽しみなが素晴らしいお家をおつくり下さい。

RC造は地域的に必然になっていることでしょう。RCですと繊細さが失われるのではないかとご心配されていることでしょう。しかし、全くその影さえも見せないほどの数寄屋建築を造ることができます。過去勤務していた黒川事務所時代の数寄屋建築です。
当時の原寸図等資料等すべて保管しております。
数寄屋建築をお望みならお声をかけてくださいませ。
from*****om
佐山慎英＋FUTURESTUDIO特殊設計部より

猫さん

すでに多くの方から回答が付いていますが、
RC造で和風住宅の建築可能です。

不具合な面というか、
数奇屋造りの純和風をつくるなら伝統工法の木造が無理が無いです。
RC造の構造をうまく設計して数奇屋の空間を造る工夫をします。

数奇屋・和風建築の実績が有り、RC造の経験もある工事会社
との連携もしています。まだまだ若くて良い職人がおります。
良い木材を産出してる産地との繋がりも大事です。

耐火性能・耐震性能からRC造を希望されているのかなと思いますが、
木造準耐火建築で耐震性の高い家作りもご検討されてはと思います。
日本の木造の歴史から作られた数奇屋建築は、
木造で作るのが理想的ですし、美しいものになります。

一級建築士事務所　匠拓　寺澤秀忠拝　WEB: http://www.syotaku.jp/