工務店か建築家の人に頼むか

西口 様
だいぶお悩みのようですね。
建築家も工務店も色々です。
先ずはどの様な木構造を求められているかが重要になります。
斬新でオリジナルな木構造の構造検討と、一般的な木造構造計算ソフトによる構造計算は大きく違います。
構造に拘られている部分がもう少し明確であれば、より具体的な回答ができると思います。

西口さま

建築士計事務所に設計監理を依頼しても、工務店に設計施工で依頼しても、総額の金額は変わりません。建築士事務所に設計監理を依頼する場合は、工務店は設計手間が省けますので当然経費は安くなります。工務店に依頼しても設計手間が無くなるわけではありません。要はどちらでみるかの違いです。
建築士事務所に設計監理、工務店に施工を依頼する場合、工務店は建築士事務所と協同出来るタイプになります。この点で全国展開しているようなビルダーとは相性が合いません。
ただし、企画住宅、イージーオーダーといった家では間取りや仕様を予め決めていますので、仕様はその範囲に限定されますが、コストを抑えるという効果はあります。

要はじっくりと設計者と向き合うような設計が必要な家を建てたいかどうかですね。

大阪で設計事務所をしています福味と申します。

同様のお悩みを持っていらっしゃる方は意外と多く、他のＳＮＳ等を拝見していましても、同様の質問が多く寄せられます。私はヤフー知恵袋の専門家回答者もしており、同様の悩みにお答えする為Ｑ＆Ａにして自分のポータルサイトにまとめてみました。http://mbp-osaka.com/oado/column/29617/
お時間のある時にでもご覧頂けたら幸いです。
因みに木構造専門の構造事務所は非常に少なく、あっても地震の影響で今は引っ張りダコの状態です。木造に強い意匠事務所が木構造も合わせて設計すると言う方が殆どかと思います。
依頼の方法ですが、「地震に強い家にして欲しい」と云った抽象的な表現でなく「耐震等級３を希望しています」と云った数値目標を示される事をお勧めします。ただ地震に強い家では幾ら構造事務所に依頼しても、意思が伝わらなければ建築基準法をギリギリクリアする程度の強度しかなくても、合法的に設計していますと言われれば、素人さんは返す言葉が無くなってしまいます。
誰に頼むかではなく、どの様な家に住みたいのかを突き詰めてお考えになる事をお勧めします。建築基準法以外に住宅の性能のうち数値で表現できる性能をまとめたものに住宅性能表示制度と云うものがあります。これは、平成12年に施行された【住宅の品質確保の促進等に関する法律】の中に定められた制度で活用する事により、建築主の要求がよりスムーズに施工者に伝わる様になりましたので是非ご検討下さい。http://www.green-h.org/oado/sinouhyouji1.html

西口さま

設計料の安い工務店は存在すると思いますので、予算が決まっている中で設計費用を抑えられるのはメリットかもしれません。
反面、設計にかける期間が短かい、作成される図面枚数が少ない等のデメリットも有るかと思います。

工務店と設計事務所では仕事の特徴や出来上がる住まいが異なりますし、設計費以外にもメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットを整理され、どんな住宅に住みたいかを考えられると良いと思います。

西口様
「構造にお金を掛ける」目的が耐震強度や免震装置など主に地震対策でしたら、工務店＋構造設計の組み合わせで良いのではないかと思います。
「構造にお金を掛ける」目的が耐震性のみならずデザインや空間演出としても、とお考えでしたら建築家を入れたほうが良いかと思われます。


単純にメリット・デメリットを比較するのは難しいので、建築家に依頼する場合とそうでない場合の業務体制としての違いを申し上げます。

工務店も建築家も設計をすることには変わりないのですが、建主側、施工側のどちらの立場で設計業務をしているのか、という点が最も重要なポイントです。よりわかりやすく言い換えてしまうと、建主側に専門家がいるか、いないかの違いと言えます。

建築家は工務店やハウスメーカーの設計士とは違い、建主側のコンサルタント（または代理人）として設計図を作成し、施工業者と建主の間で発生する専門的かつ技術的なやりとりを代行します。デザインが上手か下手か、西口様の思うような家づくりをしてくれるかどうかは設計士の資質・能力に関わることですので、どちらの設計士でも体制としては変わりません。工務店の設計士も親身になってより良い家づくりを目指しておられると思います。

そのことよりも、価格のコントロールや品質の管理などの一般の方に判断できないような専門的な知識を要する事柄を、建主として如何にして理解し納得するかが重要になります。工務店に設計施工を丸ごと依頼する場合は工務店を信頼するより他ありません。工務店の設計士もわからないことは丁寧に説明してくださると思いますが。建築家を入れる場合は建築家が西口様の立場に代わって設計をして、適正な価格で設計通りに工事が行われているかどうか専門家としてチェックします。

どのような体制で家づくりを進めれば西口様にとって時間的にも精神的にも負担が少なく済むのか、といった視点でも検討されてみてはいかがでしょうか。

西口様
建築家の人に200万払うならその分建築材料にお金をかけられるのではないか？
こうお考えにならない建て主様はいないと思います。工務店に頼んでも工務店の設計作業はなくなりませんから設計料は発生します。工務店の設計担当者は、その工務店のスタンダード型に沿った利益が出る設計をするように思います。歴史のある地域工務店はその土地らしい設計をするので信頼できますが、なかなか頑固で細かな希望を聞いてくれない場合もあります。工務店のオープンハウスを見学したり、建て主OBとお話されてフィーリングがあえば、設計，施工を工務店に任せ、
建築家に設計を依頼する必要はないと思います。まずは工務店とお話をされて、ちょっと違うかな？　とお感じになったら建築家とお話されたらいかがでしょう？

僕がぜったいに大切にしていることおしらせいたします。災害で家を失いもう持てないか二重債務の苦労に人生を追いやられている方が今の日本にふえています。二重債務をさける基準法以上の設計手法をしています。日本の法律はくりかえしくる巨大地震を想定しておりません。悪くとれば一度だけクリヤーできれば法的に良いと言うレベルです。見えない内壁部できがつかないまま耐震金物で木が割け、くりかえしくる大地震にたえられずやがて倒壊します。今までの大地震とはちかい、日本中の山の火山活動が盛んとなり大地震を向かえる大地震は経験がありません。質が根本的に違うと認識してください。東北や九州がまさにそれで歴史的大地震が束になっておきています。単なる基準法の耐震金物ではだめです。木が割けず劣化しない古建築の工法を取り入れくりかえしくる大地震に耐震性能が劣化しない設計をおすすめいたします。普通そこまで入れ込んだ設計をする人はなかなかいません、はなしたらまだまだきりがありません。このような底辺を大切にして設計しています。それが私の持ち味のボリシーです。耐震ライセンスもち都庁をで耐震相談窓口をしてました。普通していない工法で特殊設計をして家族を守りませんか。気が向きましたら資料をfrom*****omにおくりください。スケッチの段階は無料です。お気に召さない限り後追いもしません。
それではゴキゲンヨウ。佐山憲秀より

木構造の構造設計をやっている建築家と
木構造のこだわりのある工務店に頼みましょう。
見えない価値と見える価値両方が備わってこそ良いものができます。ものづくりもまたしかりです。
お金の問題は大事ですが、考えすぎると混乱しますね。＾＾；
施主の気持ちあってこその家づくり、施主がしっかりすれば家もまた価値ありです。
良き建築家、大工・工務店みつけるのは西口さんの心がけ、それを呼ぶ運かな。。
余談ですが、三重県なら因みに「尾鷲のひのき」を使うと良いですね。
鶴崎より