エアコンの設置場所について

こんにちは。
私ども設計者も、インテリアデザインの段階でエアコン設置場所は大変悩みます。
一般的に暖房時を考慮するのであれば窓際に暖房器具を置くのが一番効率がいいと言われておりますが、ご質問によると吹き抜けLDの冷房時と、目立たせたくないという点を気にされているようですね。
冷房の冷たい空気は下に降りてきますので、あまり目立たない高い位置で、部屋の長手に沿って設置するのがいいかと思います。ただし、メンテナンスができる高さの範囲で。
あとはエアコンの話から逸脱しますが、吹き抜け上に空気を逃がす穴(ベンチレーター)があれば、夏場吹き抜け上に暑い空気が溜まるのを防ぎ、空気の流れが良くなるかと思います。
以上、ご参考までに。

匿名様

設計段階であれば薄い壁埋型のエアコン等もあるのですが、配管工事が必要なので文章の状況では遅いかもしれません。
室外機の設置場所も含め、設計時の計画が大切な部分です。

基本的に南側の壁に設置する理由は日光が壁面では一番あたる時間が長く、壁が(夏の場合)暖まる事によって内部へ輻射熱が発します。
現在の壁は外断熱でも、普通の断熱でも、ちゃんと施工していればそれほど壁自体が暖まる事も無く、それよりも窓からの熱が大きいです。
窓は、複層ガラスにしても遮熱シートを貼っても断熱材がある訳ではないので、壁ほどの断熱性能はありません。
その為、冬場であれば暖房器具を暖まった壁面が補ってくれますし、夏場であれば暖まった壁面からの輻射熱を冷房で少なくする事により、効率よく効く事が出来るので、南面の窓の上がベストとされていますが、敷地状況や建物の形態により厳密には違って来ます。
設置場所に着いてはわかりやすいHPがありましたので添付しておきます。
http://allabout.co.jp/house/kankyosumai/closeup/CU20040528A/index2.htm

見た目が気になるのであれば、北側の壁に設置して、窓の日光はカーテンで遮る方法しかありません。(庇があればベストです)

設置場所の問題よりも吹き抜けの方が室内の容積が大きくなるので、どちらにしても大きめの容量が必要でしょう。

購入するエアコンメーカーに連絡をして、エアコンの容量を確認してもらうのが良いかと思います。簡単な図面と吹き抜け部分、窓のサイズや位置である程度計算してもらえるはずです。工務店から頼んでもらっても良いかと思います。

メーカーからの答えは大抵の場合大きめの計算となりますので思っている以上に大きな容量になる事もありますが、目安として考えてそれ以下でも十分に機能します。

また、はたけやまさんが書いておられる通り、空気の流れは冷たい空気は下がり暖まった空気は軽くなるので上昇します。
吹き抜け上部に抜け道をベンチレーターや換気扇、または換気口があるだけでも違うと思います。

吹き抜けの場合、天井扇もある程度有効です。

みなさんどうしても最初の1回で完璧な物を作ろうと思い、判断が出来なくなります。
自分お求めている物が、見た目のデザイン重視か機能重視かを再度考えてどちらかを選んでください。
最初の予定部分(南側)に最悪の場合、後からエアコンを取り付ける事を考えて、コンセントだけは取って置き、(エアコンは電気経路が別に必要なので)見た目優先で北側に取り付けることも考えれますがどうでしょうか?

林泰介