建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

階段とリビングの仕切りについて

現在、自宅を新築中の者です。
うちはリビングを2Fに設置し、1Fからリビング、リビングから3Fへの上り口にドアが付いていない設計になっています。
本来はここにドアを設置したかったのですが、様々なことからハウスメーカーの方にロールスクリーンを勧められて、扉はつけずにおりました。

この冬に新居が出来上がり引越しする予定ですが、インターネットで色々な記事を拝見しますと、冬の冷気が階段から逃げて、ロールスクリーンをつけるだけで暖房効率がぜんぜん違うというお話を拝見したりしています。

そこで、ハウスメーカーの方が提案してくれたようにロールスクリーンを考えてはいるのですが、1Fや3Fへの出入りの際に上げ下ろしが面倒ではないか、と思ってみたりしています。
カーテンレールも付いてないということで、どこかカーテン屋さんにお願いしないとならず、ロールスクリーンも一緒にお願いするべきか?
入居してから必要であれば何かしら取り付ければよいのか?
それとも、もっと他によいアイデアがないか?考えているところです。
出入りだけのことを考えれば、カーテンのほうが出入りが簡単な気もしたりしますが、折りたたみ方式のドア?みたいなものもあるみたいで、何がよいのか?ここで質問をさせていただきました。

何かアドバイス頂ければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

専門家の回答

3件

2015年11月17日
直通階段かなんかに引っかかっちゃったんでしょうか。
行政庁によっては、住宅でも「やむ終えない」と扱って
くれないこともありますので、仕方が無いですね。

さて、ドアというかロールスクリーンの件ですが。
確かに空調の効率は上がりますよね。
ただ、しっかりとした断熱を施した高気密住宅であれば、
全館空調という考えで良いのではないでしょうか。

カーテンやロールスクリーンの取り付け位置にも注意が
必要です。階段の上がり切りや上がり鼻に付けたのでは
大変に危険です。

それから御質問に書かれている「空気の逃げ」なのですが、
暖かい空気は上にあがる特徴があります。
従って暖房は階下に逃げるというより階下が上階よりも
室内温度が低い場合、熱の交換が行われます。
冷房は下にさがりますから、夏場には階下に冷気が逃げるという
状態になります。

従って1階や3階部分が外気に晒されていると、2階部分の
室内温度が安定しないということになります。
相当に大きな家であれば、ホールを作ったほうが良いのですが、
どうも御相談から察するにホールを設けることが困難な様子ですね。
ですから2階を挟んだ上下階の気密性に留意して、つまり窓を閉めるなど、
それから暖房を1階、階段付近でも行う、3階の階段室に天井扇などを付ける
というのも、ひとつの手かもしれません。

URBAN GEAR / アーバンギア 本多
054-206-4343
at*****geardesign.com
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト
[退会した専門家]のプロフィール写真
[退会した専門家]
2015年11月17日
るな様

 新築の真っ最中とのことですが、とても楽しみな半面、理想の住まい造りに向けて頑張っていらっしゃるところですね。

 ご質問内容についてですが、階段室の位置や家の断熱レベルによってもかなり違いますがロールスクリーンは熱の移動を防ぐ効果も確かにあるかと思いますし、折戸等を付ける事に比べても簡単で安価なのが長所です。

 ただし、本来は建築的には階段からの冷気や熱の移動は住宅の基本性能の部分に当たりますので、ロールスクリーン等での対処はあくまで補助的な効果とお考えください。

 その上でハウスメーカーさんがロールスクリーンを勧めたのも、折戸やドアを付けることに比べて簡単に取り付けが出来、トータル的に家全体のバランスを崩さないからと考えたのではないでしょうか。

 デメリットとしては記述にある通り、頻度にも寄りますが階段を通るたびに上げ下げしなくてはならないので、毎日の暮らしの中では結構な手間が掛かることと、窓に取り付けるよりも操作回数が多くなると思われるのでロールスクリーンの機械寿命がその分短くなる可能性が高いところです。

 その点で言うとカーテンの方がストレスは掛からないかもしれませんが、その場合はヒダの無いパネルカーテンにされるともっさり感が少なくなると思いますし、生地も色も豊富な中から選ぶことが出来ますし、家のカラーリングのポイントにもなるでしょう。

 図面を見ていないので想定の中でお伝えしておりますが、折戸等を付けようとする場合は階段から出来る限り多少離して設置することが望ましいので、そのスペースがあるかどうかがポイントになります。

 それらの条件が当てはまって施工が可能になれば、空気の移動はロールスクリーンやカーテン等よりはしっかりと防ぐ事が出来ますが、それに見合った壁や下がり壁等の造作が必要になります。

 ただ、ご自宅の設計コンセプトが完全に変わってしまうこともありますので、既に工事が進んでいる状況の場合はカーテン選びと共に素敵な色のロールスクリーンを選んで、まず試してみる方法が現実的ではないでしょうか。

 余談ですが、ロールスクリーンやカーテンレールを取り付ける場合は、その部分にレール等を取り付ける下地(選ぶレール等によっても変わりますので注意!)があるかを確認されて、無ければ遅くとも下地工事をしている最中(石膏ボードを貼る前)に現場に伝えた方が良いです。 
2015年11月17日
この質問コーナーは、一般のユーザーの方にとってとても良いコーナーだと思いますが、皆さんその良さを使い切っておられないことが多いようです。お尋ねの件は、なぜ階段室にドアが付けられないのか、理由を明確にしないと答える意味が半減するように思います。様々なことからロールスクリーンを勧められているという理由が、法規的に難しいためか、プラン的に難しいためか、デザイン的に設計者がつけたくないのか、単に設計者が怠慢なのか、良くわかりません。3階建ての場合、法規的には逆に階段室を竪穴区画する必要があるケースもあるのです。
こういった場合は、プランの画像などを添付するなど、具体的な情報が不可欠です。それが分かれば、建築家のみなさんの良いアイデアがもっと集まると思います。
本件の私の個人的な意見は、できるだけ工夫して建具をつけるべきだと思います。ロールスクリーンなどは、新築の家で安易に考えるべきではありません。視線が通るような建具が考えられれば、ベストかと思います。しかし、プランがないので何とも言えません。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト
この家づくり相談「階段とリビングの仕切りについて」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら