平屋建て勾配天井

Jackさま

技術的にはどこまでも広くできます。登り梁は集成材からＬＶＬ、トラス梁や張弦梁など、より大きな架構では木質系ドーム球場もあります。

ですので、逆にどこまでの広さのリビングにしたいかですね。住宅は広過ぎても間延びしますし落ち着けません。まずソフトがあってそれを可能とする適正な技術を選択していきます。

写真では6間(約11m)ほどの幅(スパン)があるように見えます。
また勾配がきつく水平の力(剛性)が取れにくい
それに、寄棟で縦横(x方向、y方向)ともラーメンですね。
木造の場合、9m程度の片側方向ラーメンなら検討の余地がありますが、両方向の大スパン山型ラーメンは知る限りは難しいような気がします。
写真のようなイメージもあり提案できるのはこの部分のみ鉄骨にされ、内装を木で施工する方法をお勧めしたいと思います。
アドバイスにはなりませんが、参考に。
鶴崎より

建物は22m x 9m, 4.5ｍ x ９ｍ の空間ですっきりした勾配天井をご希望ですね。
勾配の角度等も絡みますが、4.5Ｍスパンなら問題なく木造で登り梁として計画しています。
全体の構造計画にもよりますが、スパン方向だけを考えた場合、６Ｍぐらいまでは無理なく可能だと考えます。
計画地の道路事情にもよりますが、製材品・集成材共に１０Ｍ程度の長さの材料を搬入できる場所であれば、計画は難しくありません。
集成材ですと１５ｍ程度まで製作も可能です。
電柱も同じような長さですので、大抵のところは搬入可能かもしれませんが、長材は当然コストＵＰにはなりますね。　

Jackさま
はじめまして、渋谷で設計事務所を運営しております日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
敷地条件の厳しい中での個性的な住宅を得意としております。
「渡辺篤史の建もの探訪」や「完成！ドリームハウス」などのメディアにも度々出演しており、余談ですが一昨年秋に終了しましたフジテレビの月9ドラマ「恋仲」の模型や図面の資料提供、建築関連のアドバイザーも努めておりました。

Jackさんの希望される柱無しの寄せ棟屋根のようなシンプルな住宅は大賛成です。
技術的には「こうしたい」という希望を伝えて頂ければ基本的には可能です。
弊社は構造家と組んで進めており、構造の力の流れをデザインとして形に表現しますので、難しい構造にも充分対応が可能です。
また、ひとつひとつの家族のためだけの住まいを創り続けており、基本的に望まれない限り似通ったデザインは採用しません。是非、一緒に楽しい暮らし方を考えましょう。

長年に渡り愛され続ける建築を創り出したいと思っておりますので、是非、微力ながら夢のお手伝いが出来ることを願っております。

日比生 寛史／日比生寛史建築計画研究所
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ご質問に回答させて頂くと、多くの方が申し上げていらっしゃるようになります。

逆に、可能な場合は木造住宅の一般的な工法(和小屋･洋小屋)ではありませんので、
設計、施工共にコストアップすることもご留意下さいませ。
加えて、片流れでの1ヶ所寄棟勾配天井だと、柱も特殊物になります。

弊社は建築家協会に属していて（現鹿児島地域会役員）、建築物の質の向上と建築文化の創造・発展に貢献することを目的として、全国の建築相談は無料にて対応させて頂いております。
何か有りましたら遠慮なくご相談下さいませ。

Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社　加塩博之　拝
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＝豊かな空間創造、幸福な時間＝