古いセメント瓦にアスベストはありますか？

ご回答ありがとうございます。

アスベストには職場で酷い目にあいました。
石綿成形材のアスベストは飛散しないというのが通説です。しかし、雨ざらしのセメントは劣化し薄くなってゆきますから、アスベストもゆっくりと環境中に放出されると考える方が自然ではないでしょうか。波形スレートから飛散するアスベスト繊維数が１㎡あたり１時間あたり数百万本という研究を見たこともあります。セメントに固められているという繊維の顕微鏡写真も見たことがありますが、アスベストは繊維束状態になっていますから、束の芯の方は弱い分子間力でつながっているだけです。安全安心の常識は時代とともに変わります。私だけではなく、十年二十年後には、古い劣化したアスベスト含有屋根材を警戒する気持ちは、少なくとも今より高くなると思います。

「セメント瓦」あるいは「厚型スレート」という範疇があるようですが、これについて、
プレスセメント協会は、「昭和２８年までアスベスト含有。以後一切非含有」
屋根外装工事協会は、「ほぼ含有」という正反対の回答でした。
どちらも信頼できそうな専門業界団体なので、この先どうやって調べたらいいか途方に暮れているところです。

もちろん、採取分析できれば話は簡単ですが、なにぶん隣家屋根ですから不可能です。
私も目下懸命に熟考しているところですが、何かお知恵がいただければ幸いです。

この土地は、こだわりの多い私が、一年間二百個所あまり探したなかでかなり良いと思われる土地なので、隣家の劣化した瓦材の懸念が解決すれば、たぶんここに新築することになると思います。

勝手な質問ですみません。

大阪です。
ありがとうございました。
厚型スレートは非含有だが、処理場に言われて分析したら入っていたとのブログ記事がありました。
だいたいの傾向はわかりました。