白系の屋根について

太郎さん、はじめまして、埼玉県で設計事務所を運営しています橋本です。どうぞ、よろしくお願いします。

各質問ごとに、それぞれご回答させていただきます。

（1）
屋根が白い場合、外壁も淡い色が良いでしょうか。はっきりした色とは相性があまり良くない感じがします。

サッシも樋も恐らく、白にされると良いでしょう。

外壁の具体的な色は、白、ベージュ、薄い黄色、薄い水色、薄い茶色、薄いグレー....、とにかく薄い色です。屋根がコロニアルということは、外壁は塗装サイディングでしょうか。カタログの中から、薄い色をお選びください。

家のイメージは、アメリカの西海岸やハワイの住宅のようなものが、思い浮かびました。

（2）
屋根の勾配角度によります。角度が急な方が、汚れが流れ落ちやすいですが、一方で地上から屋根面がよく見えてしまいます。角度が緩い場合は、その逆です。

コロニアルの屋根は、電車に乗りながら外を見ると、たくさん見つかることでしょう。年数がたつと、劣化が著しく、雨漏りはないけど、見た目があまり良くありません。そうなる前に、塗装する必要があります。

それを避けるのであれば、ガルバリウム鋼板の屋根にする方が賢明です。
水切れもいいので、汚れの心配がありません。

（3）
白系ならあまり関係ないということはないと思いますよ。

メーカーもグラッサの方が、トップコートの質が良いと言っているので、気になるようでしたら、というより、むしろ白を選ぶのであれば、グラッサにする方が良いのではないでしょうか。

恐らく、地上から、それほど屋根面は見えないのではないでしょうか。そのため、劣化具合が分かりずらいので、長期的に考えて、少し仕様の良いグラッサにされるとよいと思います。

遮熱のことを考え、白を選ぶのは、良い選択だと思いますので。

それでは、太郎さまの納得、満足のお家が出来上がることを、願っています。

はじめまして。
確かに白系の色は「遮熱効果」が高くてとてもいいのですが、汚れは
とても目立つと思います。
また「変退色」と言って、紫外線によって色は褪せてきますが、白は
「変退色」が少ない色になりますので、他の色よりは「色あせ」は少
ないと思います。
また「色あせ」は色が白っぽくなる現象ですので、白色はよけいに
「色あせ」が目立たないと思います。

屋根が白色で外壁が他の色でも、私は問題ないと思います。
私はいつも「遮熱効果」の高いガルバリウム鋼板の素地（シルバー）
を屋根に使いますが、外壁を他の色にしても（色にもよりますが）
違和感はありませんでした。
お薦めの外壁の色は白、グリーン、黒、こげ茶などが白い屋根には
マッチすると思います。他にも白と合う色はあると思いますが、思
いついた色を記してみました。
しかし一番無難な外壁の色は、やはり白だと思いますよ。

参考にして下さい。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所　鷲巣（ワシズ）