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2メートル以下の古い擁壁がある土地について

現在注文住宅の建築を計画しており横浜市で土地探しをしています。その中で気に入った土地があるのですが、土地の境界に擁壁があり、これが建築にどう影響するか教えてください。以下土地の概要です。

・該当する土地の北側隣接地に擁壁がある
・擁壁の高さは1.8メートル
・擁壁は大谷石だが見た目の状態は悪くない
・擁壁の管理者は隣接する土地のオーナー
・土地は第一種高度地区

大谷石の擁壁は現在は不適格擁壁ですが、2メートル以下のため行政への届出はされていないと思われます。
この場合、擁壁から何メートルは建物が建てられないのでしょうか。

仮に擁壁作り直しが必要としても持ち主は隣人ですし、まず作り直してはくれないと思いますが、
一方で2メートル以下の擁壁であることから崖には相当せず規制はないのかなと思ったりしています。

専門家の回答

3件

2024年 3月10日
しもん様
初めまして。
東京大田区のアトリエ スピノザの井東と申します。

計算上1.04mですが、中途半端に開けるくらいなら、北側テラスでもお作りになったらいかがでしょう。第一種高度斜線も逃げられて、設計の自由度が増すと思います。

一度お会いしてご要望や条件をお聞かせ頂けましたら、より詳細な検討ができるかと思います。

HP等ご覧いただき、私達の建築に興味を持って頂けましたら
お声懸け頂きたく存じます。


それでは宜しくお願いします。
アトリエ スピノザ 井東
〒146-0082 東京都大田区池上6-10-6-302
***** / *****
*****er-spinoza.com

↓ HPです。
http://www.atelier-spinoza.com/index.html
(HPのCONTCTの頁からメール送信できます)
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2024年 3月10日
崖地条例にかからないとありますが、安全なる確認がなされていない場合には町田市では1mを超えると天端から30度以内は防護壁を設置せよとあります。大谷石ならその部類と思います。その時2重壁として防護壁を立てれば良いです。08036958873に電話いただければなんでもお答えします。なお後追い営業は致しておりません。
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2024年 3月13日
横浜の建築家・中村高淑と申します。

横浜や逗子鎌倉、多摩地区にて擁壁や高低差のある土地で、大学をはじめとして住宅も数多く設計して参りました。
横浜地域で高低差のない土地を探すとなると極端に数が限られてしまいますので、擁壁について気をつけなければならないポイントはありますが、それらを技術的・コスト的満たして安全性が確認できれば高低差は許容して、安心して気に入った土地の購入を進めていただければ良いだろうと思います。

特に横浜は他の行政区域と比べて、特に崖や擁壁の安全対策に力をいれています。
先の佐竹氏からの町田市事例アドバイス同様に、横浜市でも条例により、がけや擁壁が2m以下であったとしても盛土あるいは切土盛土か不明、現況目視で危険性がある1m以上のがけや擁壁に対しては強制力をもった指導が入るケースがあります。(民間の指定検査機関にて確認申請を提出しても同様です)

私の事務所では土地売買契約前に不動産会社の担当者に横浜市の担当部署に事前確認をしていただいています。
(場合によっては直接当事務所が直接確認します。買主動向も可です。)

■横浜市建築局宅地審査課 (横浜市役所内)
TEL(045)671-2945

隣地の擁壁の場合にはお見込みの通り、一般的に築造替えまでは期待できませんから、その場合には自分たちで安全性を確保することになります。
安全角の確保以外にも、あるいは鉄筋コンクリート(RC造)による防土堤や高基礎、建物自体をRC造にするなどの方法があります。
他にも横浜市や神奈川県には独自の条例や建築基準法の取り扱い基準(面積・高さの算定など)がありますので、横浜市の法規制や擁壁がけ、RC造や混構造にも慣れている建築家に、土地購入の段階から相談されるとベストな土地探し〜家づくりが期待できるかと思い、お勧めしたいと思います。

▼既存擁壁を中心としたがけ対策の強化|横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/takuchi/kento/kizonyouheki.html

▼横浜市建築基準条例及び同解説(第3条 崖)|横浜市 
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/tetsuduki/jorei/kijunjourei/kijunjourei.files/kijunjourei-all20230526.pdf


unit-H 株式会社 中村高淑建築設計事務所
建築家・代表取締役 中村高淑(一級建築士)
https://nakamura-takayoshi.com
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ユーザーの返答

2024年03月14日

しもんのプロフィール写真

みなさまご回答ありがとうございました。横浜市の宅地審査課に連絡したところ、新たに高さ1m以上の盛土や2m以下の切土を行わなければ問題ないそうです。

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