ホームインスペクションをリフォームに含める必要性はあるのか

はじめまして、大阪府高槻の設計事務所、吉永建築デザインスタジオの吉永です。

さくら事務所のパートナーとしてホームインスペクションも手がけています。と、言う立場だからというわけではありませんが、ホームインスペクションは利用すべきです。何かあったときに心配事が減りますよ。

はじめまして江川竜之建築スタジオの江川と申します。
当事務所は設計監理、不動産、ホームインスペクションを行っております。
名古屋の事務所ですが、故郷の石川県の方の相談と言うことで、遠方よりお答えさせていただきます。

まずホームインスペクションの目的ですが、日本ホームインスペクター協会では下記のように定義しております。
https://www.jshi.org/
「住宅に精通したホームインスペクター（住宅診断士）が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務」

主に売買の前に、売り主または買い主が依頼するケースがほとんどです。大きな買い物をする前に建物が傷んでいないかを有資格の第三者が診断を行い、報告書という書面にて明らかにすることで、売り主はより建物の信頼性を上げ、買い主はより安心して買える、というものです。

今回のリフォームの目的ですが、
１．自身または親族が住むため
２．賃貸物件として家賃収入を得るため
３．手直しをして売却しやすくするため
４．民泊等、あらたなビジネスに利用するため
などがあるかと思います。

私個人の意見としましては、「３．売却のため」以外はあまり意味をなさないのでは、と考えます。

以上、参考になれば幸いです。