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外壁板張り 縦か横か?

外壁を木の板張りの新築を検討しています。

・平屋40坪、正方形、庇30〜100㎝程度適宜
・杉、檜、米杉などを本実張り
・キシラデコールなど浸透系で塗装
・メンテナンスは5年に1回程度セルフで塗装
等のプランで考えていますが、

デザインの好みは置いといて、
縦張りor横張りでのそれぞれのメリット・デメリット、特徴や注意点などありましたら教えていただけないでしょうか?
専門家のご意見をお聞きしたいです。

例】
コスト、材料の取り方、施工性、雨仕舞い、端の処理、耐久性、メンテナンス性、制約、その他気をつけなければいけない事など
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4件

2015年 6月20日
hanaさん カーポス工作所の森岡です。
 私も木の外壁の表情が好きで、時々使用しますが、本実でも、日本の場合雨が多いので、水は内部に浸透します。下地に通気層(通気胴縁)を作ったうえで、縦張りの方が、水の切れがよいように思います。外観上も、スッキリしていますし、材料の使い方次第で、継ぎ手が無くてすみます。
 どうしても、木口から水を吸い上げますので、土台水切りやサッシの上部は10mm程度隙間を空けておく必要があります。本実の部分に使用する釘等もステンレスを使用しないと、後で錆が垂れてくることがありますので気をつけてください。防水性を考えるならば、南京下見板張りですが・・・・。
 どうしても経年劣化しますから、セルフで5年に1回はメンテは必要です。平屋部分であれば、数日で塗装できると思います。2回目の方が、塗料も浸透しませんので、時間もかかりません。上記の写真の様な外壁は美しくて、ベストだと思います。
 材質では、米杉>カラ松>杉>ヒノキだと考えています。日本の針葉樹は、よほど高価な木材でないかぎり、成長が早いため、樹脂分が少なく、腐りやすいです。
ヒノキといっても、静岡のヒノキなどは、加工してみればわかりますが、スカスカです。杉も成長が早い為、普通に流通している材ですと赤み部分は少ないです。
 市販の米杉には12mm×80mm程度のものと、18mm×130mm程度の2種類ありますが、18mmの製品は面が大きいので、12mmの方がシャープに仕上がると思います。15mmの面の小さいのがあればベストでしょうけど・・・
 素敵な外観に仕上がるのを、楽しみにしています。
矢印
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矢印
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2015年 6月21日
相談を拝見して少し気になったので、書き込みします。
縦貼でも横貼りでも、外壁を板張りにされるのであれば、基本的に上部に十分な出のある庇が必要です。掲載されている写真のような箱形のデザインでは、きれいなのは最初のうちだけです。一旦汚れると地板が黒ずみ、セルフで再塗装してもきれいになりません。最近は黒ずみを取る塗料もあるようですが、作業が大変です。汚れてしまった場合はキシラデコールのような半透明の塗料ではなく、オスモカラーのカントリーカラーのような塗りつぶしタイプにするしかありません。これも浸透性のワックスですが、かなり表情が違ってきます。
本実で縦貼りと横貼りのどちらが良いかは、機能的にはやはり横貼りだと思います。縦貼りの場合胴縁がヨコになりますので、水が浸入した場合、そこで水がたまることになります。胴縁の下地に透湿防水シートを貼っていても、なんとなく心配です。私は透湿防水シートの下地にはシージングボードを使っています。長い目で見れば、やはり南京下見板張りにして、丸頭のステンレススクリュー釘でしっかりと打ち付けるのが良いと思います。板張りは必ず反ってきますので、普通の釘ですと釘頭が浮いてきます。
参考例を貼り付けておきます。
http://www.tect-s.co.jp/top2/works/House/miyama/photo04.html
かっこいい平屋ができますように!
矢印
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矢印
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2015年 6月23日
好みがどうかと予算次第でしょう。
樹種による違いと施工方法でかなり変わってきます。
リーズナブルな狂いやすい木を使うなら、変形を想定して逃げを打ったり、
継手をどうするのかでも変わってきます。
突付でいいのか、相互を斜めにカットして重ね継手にするのか。
長い材料なら継手は必要ないですが、コストはかかります。
塗装に関しては、表面積が多いほど塗料を多く使いますが耐久性は高いです。
プレーナー仕上げの材料では塗料の剥離が起こりますので、
出来れば表面はサンダー仕上げがいいでしょう。
商品名ではTGパネルなど、鋸引き目が表の材などは塗装に適してると思います。
一般的に色は顔料が多く濃い方が紫外線等に対して強いです。
再塗装ですが、最初は2,3年で一度塗装する方がいいですよ。
まあ、塗装がいいかどうか、好みなんですけど、
日本では木の風合いを楽しむ事もあるのか、
塗装をせずに木材保護を考えていましたから、
きめの細かいカンナで仕上げることで、表面に撥水性を持たせたり、
鼠色に変色する色合いを良しとする所は多いと思います。
逆に弁柄や柿渋など保護塗料を塗る習慣がある地域もあります。
地域性や文化によるものでしょうけど、洋風だと意味無しかもしれません。
木の性質で特徴的なことですが、繊維方向には殆ど伸縮はありませんが、
円周方向には伸縮は大きいですし、樹種によって差異があります。
乾燥度合や厚みの差、樹種独自の性質でアクが出たりする場合もあります。
レッドウッドなどがそうで、だんだん黒くなります。
又、板引材は乾燥すると木表(外皮側)に反る性質があります。
その他、雨仕舞などは下地をどうするかにもよるし、
とても説明しきれないと思います。
結局は好みと予算でしょうか。
矢印
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矢印
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2015年 6月24日
hana様
お世話になります。
ご相談にご回答させていただきます。

ご相談の条件では、経験上、縦でも横でもメリット・デメリットの差はほとんどない、といえます。強いていえば、縦張りのほうが壁にかかった雨水の「きれ」がいいので、耐久性によい影響を与えそうですが、最下部の切り口(小口)からは水を吸い上げます。結局はデザインの好みできめて問題ないと思います。
検討が必要としたら、材質の違いです。違いによって耐久性に差がでますが、それはコスト差に影響してきます。
一般には檜が耐久性にすぐれ、スギ、米杉の順になりますが、辺材か芯材かによったり、節の有無、板目か柾目か、板の厚みなどによっても耐久性に差がでます。檜の芯材で無節、柾目のものを(しかも厚さ15㎜以上)を最上としますが、コストは「時価」ということになるでしょう。
また、建物が平屋では恐らく問題ないと思われますが、製材品は長さがほぼ3メートル物なので、縦に張ると、条件によっては縦方向の途中に水平の「継ぎ手」が入ります。そうすると、この部分は水を吸い込む場所になります。もし、横方向に張って継ぎ手が出た場合は、垂直方向になるので、多少は水の吸い込みに違いがでますが、いずれにしても、板の途中では継ぎ手を造らないようにしたいものです。
雨仕舞で大切なのは、外壁に直接雨がかかるのを防ぐのが最良策で、そのためには庇の出をたっぷりとることで、平屋なら、最低90センチはほしいところです。
雨仕舞や施工性、仕上がりの良さ、を考えたら、縦でも横でも、板一枚の働き幅と、開口部の位置、幅、高さ、外壁の総幅とを見て、半端が出ないようにきっちり割り付け、現場でも計画通りに寸法が納まっているようきちんと管理することです。
キシラデコールなどの浸透系保護剤で5年に1回くらいの手入れをすることは、たいへん有効です。是非行ってください。
以上、ご回答としてお伝え致します。
よろしくお願いします。
ダイス設計 谷口
矢印
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