高窓の効果については、昔YKKさんがCMで訴求する前は、建築家の秘技のひとつでもありました。採光の法的計算も建築物の高さから近い位置にある開口程、明るさを確保出来ることになっています。
よって、ご質問には『明るくなる』が回答となります。
ついでに質疑内容に懸念事項がございましたので、2点申し上げさせて頂きます。
①現在は仮設シートが設置されているので、完成時の採光の状態とは大分異なることを考慮下さいませ。住宅用既製サッシとしては充分な面積の掃き出し窓に見えますし、横に腰窓もございますので、採光としてはこの写真を見る限りは大丈夫の様に感じます。②採光と直射日照は異なるものだとご認識下さいませ。
南側に住宅があろうがなかろうが、採光は法律上は変わりませんし、
北側設置も南側設置も同じ条件(面積・設置高さ)の窓でしたら、採光は同じです。
熱環境は北側窓の方が一定で好ましいとされていますし、結露対策上は開口面積が
増えると不利になります。開口部を減らすことはローコスト化の必至事項です。
確認申請で、建築士の設計では採光計算等は必要と致しませんが、採光規定を違反していい訳ではありませんので、現在の状態でも充分な採光を取っていると思われます。
更に、夜間も同様ですが、部屋全体が均一の明るさの空間で本当に落ち着けたり、和んだり癒されたりするのでしょうか?今一度確認なさることをお薦め致します。
(昼間に照明を着けないと暗いのは論外ですが、合法であればその点は大丈夫ですよ。)
住宅の最大機能は、上記のことだと弊社では考えています。
老婆心ながら、ご回答させて頂きます。
Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
=豊かな空間創造、幸福な時間=