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家づくり相談

隣地境界ギリギリ 基礎一体型擁壁

隣地との高低差が南側140-100cmあります。
建物解体時に業者が誤って擁壁まで取り壊してしまいました。
新築戸建ての計画は狭小地のため境界線から50センチと限界まで近接して建てる予定です。
この場合には擁壁を再築するよりも基礎一体型擁壁とすることでコスト、建物建築スペースの確保の面からBetterかと思いますが、いかがでしょうか?
  • 隣地境界ギリギリ 基礎一体型擁壁

専門家の回答

2件

2025年 8月24日
誤って解体とは、ひどい話ですね。
解体業者に、タダで復旧して頂くのが一番安い。
それにチョット追加して頂いて、建物の基礎としても使えるようにして頂くのはどうでしょう。
追加分はグーグーパパさんの負担となるでしょうが。
矢印
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2025年 8月25日
グーグーパパ様

初めまして、東京都大田区の設計事務所アトリエシーユーの竹石と申します。

最近解体業者は日本の会社であっても、作業されているの人が現場責任者も含め外国人というケースが多く、解体してはいけないものが含まれる場合のトラブルが増えており、私たちも困っています。

ところで今回のご質問ですが、
高低差を解消するために、建物の一部を擁壁代わりにすると、低い方の地盤面に建物が接しているとみなされます。すると平均地盤面の高さを法的なルールに則って計算しますが、設計地盤面の高さが現状の高い地盤よりも低くなります。そうなった場合、道路斜線以外の斜線制限が低く見積もられ、想定していた高さの建物が建たなくなります。不利側に働いてしまうということです。
ではそれを解消するために擁壁を作ろうとすると、擁壁の基礎が敷地内に食い込み建物を50cm限界まで寄せられないという問題も発生します。
恐らく高さが2mないため、条例などの規制にはかからないと思いますが、擁壁の形状は東京の場合各自治体の解釈により変わります。
例えば建物の基礎と一体で擁壁を作ることで、50cmの隣接は可能ですが、建物一体では擁壁と認めないという自治体もあります(その逆もあります)。

よって擁壁の作り方に関しては、建築基準法や条例により様々な規制を受けますので、正しい知見のある建築士に相談された方が良いと思います。

株式会社アトリエシーユー一級建築士事務所
竹石明弘
矢印
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ユーザーの返答

2025年08月26日

グーグーパパのプロフィール写真

詳細なアドバイス、ありがとうございます。
設計事務所と相談してみます。

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