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家づくり相談

新築戸建て

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作品?work?家は誰のもの?

都内で戸建ての建築を検討しており、設計事務所を探し始めた初心者です。様々な事務所のHPを見ましたが、過去に手掛けた家について、「作品」と表現している方が多いのに少々違和感を感じています。「実績」や「work」ならまだ理解できます。著名な建築家や芸術性の高い建築物ならまだ理解できます。でも……。要するに「俺が俺が」な感じがして、施主や職人の存在が軽んじられている気がするのです。過去に手掛けた家について建築家の方々がそこらへんをどう思っているのか、特に「作品」とお考えの方にご意見を聞けたらなと思います。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2014年 3月24日
ユーザー16001さん

過去の実績は施主のものです。

計画する上でそこに住む施主の要望が第一です。
要望にどれだけ応えられるかが設計の役割と思います。
設計と施主と施工者が良い関係を築くと良い家が出来ます。

取り留めなく思うことを書いてみましたが、
参考になれば幸いです。

一級建築士事務所 匠拓 寺澤秀忠 WEB: http://www.syotaku.jp/
矢印
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2014年 3月26日
作品という考え方を自分なりに考えて、思いつくままにお答えする事をご容赦ください。

ご指摘のように、依頼主を軽んじて居ては到底いけません。そこで極端な話し、設計士の意思を排除して依頼主からの依頼内容で設計が出来てしまうかと言えばそれは稀有に等しいことです。出来上がった建物は、依頼者の臨んだ通りの提案で了解を得ているのだから、部屋のつながりなどの機能性やデザインの責任は無いといったハウスメーカー的なものにも成りかねません。一方で依頼内容を口頭や書面を戴いても、諸所メリットやデメリットを具体的に説明をして、時には依頼主の為になるものと考えるなら、全く別の提案を行うこともあります。そして依頼主が気に入って、了解を得られながら進めていった建築は如何でしょうか?それこそ専門家に望んでいることであり、抵抗は無いかと思います。

しかしそうした段階を踏んで仕事をしても、設計士によって全く違う建築が生まれてくるものです。設計士の性質が建築の姿を大きく左右してしまいます。設計士が住まい手を第一に考えて設計をしても、設計士自身の生きがいい時と老獪の設計士となった時では提案するものは違うでしょう。
言い方を変えると、依頼主は言葉や書面でしっかり依頼内容を伝えている、建て主は充分に責任を果たしている・・・だが生まれた建築は設計士の等身大の能力で提案されたものです。つまり、申し訳ない気持ちを抱えて「作品」としているとは穿ちすぎた考えかもしれませんが、そうした責任の顕れとして「作品」と称して、建て主の責任を切り離して提案されたものの全責任を負う考えを持っている設計士も居ると思います。また無意識にそう考えて、やはり自分のものと意識してしまうように思います。

 粗方の考えは述べさせて戴いたように思うのですが、違うプロセスで考察させて下さい。「依頼主の私がお金を出しているのに・・・」という事で、「作品」と呼ぶのは疑問であるとした場合を考えてみます。陶器、漆器、絵画等は作者が自費で作成し、依頼主が買い取る流れです。やや大きなものになって公共空間に据えられる彫刻や現代アートについては、設計士と同じく前もってお金を貰うことがありますが、やはり作品には違いがありません。いやいや、彫刻は自由だから?そうとも言えません。依頼者の意向を完全に無視することは困難です。予算や大きさ、テーマについても据えられる場所に相応しいかはチェックされています。
 ここまで来ると、またようやく建築の視点に近づいてきたように思います。余計な話しを付け加えて纏めをしない回答となってしまい申し訳ありません。確かに「作品」という言葉に抵抗がありますが、責任の持ち方で「作品」としていることならば、私は真面目な捉え方のひとつでは無いかと思います。
矢印
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矢印
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2014年 3月28日
作品という言葉を使っても使わなくても、生まれつき気さくな方もいます。作品とはオリジナリティのことで人まねしていないことかな。
とくにデザイン的だけではなく構造や素材の取り扱いからつくりがちがうことですね。単に表面的なデザインはぬいぐるみの着せ替え程度のお話で作品とはほど遠いというのが正しいと思います。それに、量産型のカタログ集めてつくるような建築は誰でもつくれて住宅メーカーとおなじですね!俺が俺がというより、他ではつくれないオリジナル事を明確にやっているかいないかで判断すれば良いと思いますよ。おっしゃる通り自称作品は作品ではないということでしょう!しかし、本物の方はお抱えの腕の良い職人を大切にしてパートナーを厳選しているようです。僕の場合はこの池田さんと言う左官屋さんがいないといえがつくれません!気さくな建築家をさがしてみるとよいですね!
矢印
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