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RC造(壁式)3階建てのコンクリート打設期間について

RC造(壁式)3階建てを建設中の物です。

先日工程表を確認したのですが、
コンクリート打設後型枠が中1日で外されていましたが、これは今の季節であれば問題ないものなのでしょうか?

1層ごとのコンクリートの打設するのに空ける期間としては1か月と思っていましたが、1階のコンクリートの打設後、2階の打設は17日後に予定されていました。

このくらいのスピードでの施工も一般的に問題ないものなのでしょうか?

素人なりに調べてみたのですが、2階を行っている最中も1階の支保工を4週程外さなければいいものなのでしょうか。

安く施工するために本来置くべき期間を置かずに施工されているのではないかと思うととても不安に思っています。

また型枠の存置期間と養生機関は別物のようですが、いまいちわかりません。
湿潤養生期間というものは型枠を外した後にとる期間なのでしょうか。
どのくらい行えばよいものなのでしょうか。

ご回答よろしくお願い致します。

専門家の回答

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2017年 3月29日

設計監理者はいないのでしょうか?
監理者だけでなく、施工者も上記の内容については当然理解なさっていると
思われますので、納得できる説明を求められると良いと思います。

普通のコンクリートだと壁(梁側)せき板の最小存置期間は平均気温15℃以上で3日間になっていますが、圧縮強度試験を実施して5N/m㎡以上になれば脱型可能です。
また、早強コンクリートだと2日間でOKです。

層間のコンクリート打設間隔も標準仕様書を遵守した突貫工事では、1ヶ月に2層は可能ですので、17日の間隔は問題はありません。

仰られている通り、スラブ下・梁下の支保工を28日間外さなければOKです。
また、試験によって強度等が確認できれば28日間も短縮可能です。

なので、一般的には最低限の規定は確保していますのでご安心下さいませ。
但し、この規定はあくまで強度での規定であり、ヘアクラックの出来易さや
ゆがみ等について考慮したものではありません。
そもそも、昨今のコンクリート強度は過剰と思う程高い場合が殆どです。
弊社では、強度が確保できていても、可能な限り養生期間・存置期間を確保するように、かつ、支保工は28日以上を厳守する特記事項を設けています。

コンクリートは固まる(強度を確保する)為に熱を発生させ乾燥しますが、
そのことは反面、表面にひびを造ることにもなりますので、
急激な温度上昇しないように、かつ、乾燥しないように、湿潤状態を保つことを
湿潤養生といい、普通コンクリートの場合は5日以上確保する必要が有ります。
加えて、コンクリートは水分との化学反応により固まりますので、水分不足は
硬化不良を引き起こすことになります。特に硬化初期は化学反応が不安定ですので
良質なコンクリートになる為には養生が重要になります。
よって、養生期間とはコンクリート打設直後から行なわれることになります。
(打設後1日間は歩行や作業も原則禁止されています。)

存置期間はコンクリートの造形が変化しないように一定期間、型枠等でサポートする
ことを目的としています。上記に記載した理由で可能な限り確保することが望まれます。

因みに、コンクリートは28日したら完璧に固まるわけでは、その後緩やかに数年掛けて固まっています。それでも期間を区切って養生期間や存置期間を設けている理由は、
建築物の経済性に有ります。養生期間が長くなると、工事の保険・仮設使用期間・監理者の勤務期間等が長くなるのでその分工事費がUPすることになります。

弊社は建築家協会に属していて(現鹿児島地域会役員)、建築物の質の向上と建築文化の創造・発展に貢献することを目的として、全国の建築相談は無料にて対応させて頂いております。
何か有りましたら遠慮なくご相談下さいませ。

Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
ArchiL*****e.jp tel.099-296-1156

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