はじめまして、kameplan architectsのおおいでと申します。
いわゆる「温度差換気」ですね。
温度差換気は、暖かい空気が上昇気流となって昇ることで起きる負圧によって、
外気を吸気する方法ですが、外気温と室内温度の差温が大きい程起きやすく、
吸気と排気の開口割合によって、その効果は変わってきます。
経験上では2階建て+ロフトの7M程度あり、充分に排気できる開口があると体感できますが、
それも差温によって随分違い、定量的に確保することが難しい方式です。
平屋であれば、卓越風を取り入れる開口計画も合わせて取り入れた方が、
より効果があると思います。
また、単純に室内の気積だけでなく、「ソーラーチムニー」という、
煙突状の物を設置して、換気を計る方法や、
風力を利用した換気装置もあります。
ソーラーチムニーは太陽熱によって上昇気流を起こす方法なので、
夏場の自然換気には最適かと思います。(写真は施工例です)
nk222さんのお考えの様に、機械に頼らない換気/涼風計画を立てるためには、
その敷地の気象や条件を充分に調査された上で、
設計を進められることをお奨めします。