築50年の中古戸建てリホームかリノベーションか

ご存知無いかも知れませんが、50年前の建物ですと、建築基準法で81年新耐震基準以前の建物の改築（主構造の床、壁の可変）をする場合、現行基準法に合致させる事が必要で、手続きも大変ですが基礎と柱梁の金物等を現行耐震基準に合わせるのには相当な施工費が掛かり、新築の方が安価になると思います。

今年の4月(来月)から建築基準法が改正されます。中古住宅の大規模改修も建築確認申請が必要になります。(耐震、断熱等も現在の基準に合致させる)。建築確認が必要となると、とても700万円では足りません。
大規模に抵触しない範囲でリフォームを行うしかないような気がします。でも、築50年ですと耐震補強もお考えになった方が良いと思いますよ。まずは、専門家に見てもらうのが良いと思います。

構造的に無理がありそうです！資料揃わないと難しいのはお金だけじゃ無です！

初めまして。クサノユカリ建築設計室と申します。
京都で活動している設計事務所です。

築50年ということで旧耐震基準の建物であることと、
今年4月より建築基準法が改正され、リノベーションでも建築確認申請が必要となる場合があります。

上記を一旦無視して費用面だけを考えましても、①の水回り交換と
⑤の和室から洋室への改修を行う程度で500万円～700万円の費用がかかることが多い為、
①～⑥の工事をすべて行えば、ご予算の倍以上のコストがかかると予想されます。
又、旧耐震基準に対する耐震補強工事や、建築基準法改正によって建築確認申請を提出して、
申請に合わせた工事を行うと考えますと、建て替えた方が安かった。という結果にもなりかねません。

一度、近隣の設計事務所へ相談されて、現地確認やプランを依頼されてはいかがでしょうか。
大きな方向性を検討するためにも一番近道ではないかと思います。
ご参考になれば幸いです。

クサノユカリ建築設計室