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木が見える家と省令準耐火・準耐火

木造住宅で、柱や梁などを適度に見せたいと考えているのですが
調べてみると、今はやり?の火災保険が安くなる省令準耐火使用にするとそういったものはすべてボードで隠さないといけないというような記述を見かけました、ただし、認定を受けているメーカーや工務店はある程度は可能だとか。。。

そして調べてみると準耐火の木造住宅は逆に全部を隠さなくてもよいというような記述もありました。

いわゆる木にこだわった家を作りたいなと考えていたのですが
省令準耐火にすべきなのか?(この場合どれくらい木を露出できるのか?)
準耐火にすべきなのか?(この場合工事費はどれくらいアップ??)
それとも耐火の仕様にせずに突き進むのか?(火災保険料が倍に・・・・)

木の見せ方にもよるのでしょうけれども
アドヴァイスをいただければありがたいです。

補足 真壁と大壁では充填断熱の場合かなり断熱性能が違うのでしょうか??
また木を見せると固定資産税がかなり高くなると聞いたのですが本当でしょうか??

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

2件

2012年 2月22日
U556さん

省令準耐火と木造の準耐火の火災保険基準は同じになります。ご指摘のように、省令準耐火は認定受けたメーカー・工務店のみ可能で、木造の準耐火の設計は工務店の認定は不要です。工務店を幅広く選べる準耐火設計で進めるのが納得の行く家造りが出来ると思います。

木の見せ方は省令準耐火・準耐火どちらも同じです。「燃えしろ設計」という基準になるのですが、見せる柱・梁を太くして設計します。火災があったとき燃えしろ分が燃えて炭化し内部が残り安全性能を確保する設計です。工事費のアップは木の見せ方で変わりますが、坪単価で60万円~が目安です。

真壁と大壁の断熱の差ですが、断熱が厚さで3cm程度真壁が薄い分数値が変わります。設計にもよりますが5~7%程度落ちます。

固定資産税の評価ですが、和風の凝った作りにすると高級住宅として査定されるようです。普通に柱と梁が見える程度だと変わりないです。

ざっと書きましたが参考になれば幸いです。

一級建築士事務所 匠拓 寺澤秀忠拝 WEB: http://www.syotaku.jp/
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ユーザーの返答

2012年02月23日

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寺澤様

ご回答ありがとうございました。耐火の構造にしても木を見せることはできるのですね。

2012年 3月 2日
はじめして、アーキネットデザインの市川均ともうします。
 燃え代設計による準耐火住宅の実例写真を添付致します。是非とも、真壁の木としっくいの家にチャレンジしてください。工事費は設備に贅沢をしなければ、坪60万円でも可能です。私の事務所のHPでは、企画型住宅『1.5階建て住宅』という1000万円から1500万円程度の住宅も紹介していますので、ご覧下さい。
 ご質問等あれば遠慮なく事務所までメール下さい。
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