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家づくり相談

隣家の下水管が通る土地について

古家付き土地の購入を検討しております。

不動産屋さんが調べたところ、隣家の下水管が既存建物の下水管に合流する形で公共下水につながっている事が判明しました。
二つの建物は同時期に建てられた家で、昔は下水に接続できる本数が限られていた為、こういう形式で接続するしかなかったそうです。今は制限がなくなったので、通常は建て替え時に移設していると聞きました。

建物は築42年の木造2階建てで、リノベーションもしくは建て替えを考えております。

リノベーションの場合は下水管はそのまま、建て替えの場合は移設をお願いしようと考えています。
ただ敷地面積が約12.5坪とかなり小さく、隣家も同規模の為、隣地への完全移設は隣家も建て替えないと難しいかなとも思います。(敷地境界から隣家の壁までは15cm位でしょうか)
また移設できない場合は建て替え時に何かしら制限されるのではないかと懸念してます。

お聞きしたいのは、
1、既存の下水管の使用を継続したばあいに、何かしらのリスクはあるかどうか
2、下水管の移設は可能かどうか、またその費用はいくら位か
3、建て替えることは可能かどうか
4、その他の対応策があるかどうか、またどのようなリスクを考慮すべきか

場所は東京23区内
敷地面積約12.5坪、間口約4.2mで幅6mの西側道路に接道してます。
用途地域は第一種中高層住居専用地域(60/200)の第二種高度地区になります。

相場よりも若干安く、利便性も高いので前向きに考えているのですが、何かアドバイスを頂けましたら幸いです。

専門家の回答

3件

2022年 4月19日
1、既存の下水管の使用を継続したばあいに、何かしらのリスクはあるかどうか
→隣地の汚水および雑排水を処理するために、ご自身の宅内にある排水管を利用させてあげるということがリスクの全てです。

2、下水管の移設は可能かどうか、またその費用はいくら位か
→隣地の排水管の移設ということでしょうか?隣地に接道があるならば基本的に可能です。登録業者が下水菅の新規取出しの申請をして施工となります。掘削の長さ等にもよりますが100万~200万くらいです。


3、建て替えることは可能かどうか
→接道してるのであれば建替え可能です。

4、その他の対応策があるかどうか、またどのようなリスクを考慮すべきか
→売買価格は路線価と売主のコンディション次第です。相場より安いのにはこのような理由があります。売主側でこの問題を解決してくれないのであれば、私ならこの物件は購入しません。
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2022年 4月22日
初めまして、アンドロッジ畑山と申します。
リノベーションで築の古い建物を触ることが多いですが、その様な下水状況の案件もいくつかありました。
ご質問の回答としては、
1.既存下水管の上に建物を建てない方が良い、または難しい(深さによって基礎が下水管に当たるまたは下水管の荷重が掛かって外れる可能性あり)。
2.下水管の移設は道路や隣地と下水管との位置関係、下水管自体のコンディションにもよります。
3.下水管をそのままとする場合、1.にある様に建物の建て方または建てる範囲に制限がありそう。
4.リスクについては上記の通りですが、詰まったり漏れたりした折のことを考えると、やはり権利関係をキレイにしておいた方が良さそうです。移設の場合の本管接続に条件があることもあるので下水道局に相談してみるのも手かと思います。

宜しくご検討下さい。
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