鉄骨造の場合、外壁は「金属パネル」「押出成型セメント板」「ALC板」が
主流でしょうか。あとは一般的な「窯業系サイディング」ですかね。
デザインの幅は、サイディングが一番多いでしょうね。
コストもサイディングか金属系のサンドイッチパネルが低いと思います。
コストが安いという事は流通量が多い、つまりスケールメリットの御蔭で
高品質なのに比較的「安価」に施工できるという利点があります。
単純に「安いものは悪いもの」とは判断できませんね。
ALCの断熱性能は誰もが知っているように高いものです。ですが、意匠性は
人の価値基準で判断の分かれるところだと思います。
そもそも「おしゃれな家」なるものを私たち建築家が、イメージするときに
既製品の素材感だけで勝負する事は少ないと思います。
「カタチ」「色」「感触」などが、バランスをとって「他とは違う」、
つまり「しゃれてるな」と思わせる建築デザインを作り上げていると思います。
しゃれている場合、それは一般的に「他と違う」ことが多いでしょう。
つまり流通量が多い建材や施工例が多い工法では、そのように見えません。
従って、しゃれたデザインは、リスキーであったりメンテナンスが面倒だったり、
高コストであることが多いのです。
なんにでも程度があると思います。もし、それらのリスクを抑えた一般的な
もので良いのであれば、最初にあげた建材をキーワードに検索して、
メーカーの施工例などを参考にされると良いと思います。
URBAN GEAR / アーバンギア 本多 信章
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