土地

残念ながらセットバックを避ける方法はありません。
土地の広さに余裕があれば、新しく築造する擁壁を低めにして30度以下の法面で処理するか、建築物の基礎と一体で計画すれば、コストを抑えられます。

Akoさん

こんにちは。桑島と申します。

他の方の回答にあるように、セットバック（道路後退部分を建築敷地から除外すること）を回避する方法はありません。

しかし、今回の土地のように擁壁が道路に接している場合で戸建て住宅を建て替え又は新築する場合は、

・擁壁を改修して新たに出入り口を設ける
・擁壁を改修して新たに駐車場を設ける
・擁壁の健全性に問題があり、擁壁の改修を行う

などの行為を行わなければ、擁壁を全面的に造り直さず建築敷地から道路後退部分を除外する（図面上及び敷地内に後退部分の境界を明示）だけで良い場合があります。

西側と北側の住宅がセットバックされていないと書かれていましたが、上記のような理由で見た目上のセットバックが行われていないと推察されます。

購入を検討されている土地が所在する役所の建築指導課へ行って、現地の2項道路の取り扱いについて聞いてみてください。
※小さい市や町・村の場合は県の土木事務所に問い合わせることになります。

建築指導課に問い合わせる際に、西側と北側の住宅の「建築計画概要書」を閲覧も合わせて行うとよいでしょう。どのようにセットバックされたかわかると思います。

以上、ご参考まで。