ご相談内容を拝見いたしました。
高さ5m程度の擁壁がある土地の場合、建物そのものだけでなく、擁壁の安全性についても十分に確認されることをおすすめいたします。
まず不動産会社へは、
・擁壁の築造時期
・擁壁の確認申請や検査済証の有無
・擁壁の構造図面の有無
・過去の補修履歴
・地盤調査資料の有無
について確認されるとよいかと思います。
また、現地では、
・擁壁に大きなひび割れや膨らみがないか
・排水孔(水抜き穴)が機能しているか
・擁壁上部や下部に沈下や変形がないか
・雨水が擁壁背面に溜まりやすい状況になっていないか
を確認されることをおすすめします。
特に築30年の建物の場合、将来的に建替えや大規模リフォームを行う際に、擁壁の安全性が問題となるケースがあります。既存建物はそのまま使用できても、建替え時には擁壁の再検討や補強が必要となり、多額の費用が発生することもあります。
土砂災害警戒区域に指定されていない点は一つの安心材料ですが、それだけで擁壁の安全性が保証されるわけではありません。
購入を前提に具体的な検討段階に入られているのであれば、契約前に建築士や擁壁の調査経験がある専門家に現地を確認してもらうことを強くおすすめいたします。数万円程度の調査費用で、将来的な大きなリスクを回避できる場合があります。
ご参考になれば幸いです。