木造住宅を計画されているとのこと、素晴らしいですね。自然素材の温かみのある住まいは、快適な環境をつくる一方で、湿気対策が重要になります。
1. 湿気の影響について
「木の家だと湿気がすごくなったりするか?」
・敷地が坂の下にあるため、地盤が低く、湿気がこもりやすい可能性があります。特に、北側に高い建物がある場合、風通しが悪くなり、湿気が抜けにくい環境になりがちです。
・木造住宅は調湿性があるため、一定の湿度調整はできますが、計画的な換気が不可欠です。
2. 北側の壁のカビについて
「北側の壁にカビが発生するでしょうか?」
・北側は日が当たりにくく、風通しが悪いと結露しやすいため、適切な断熱と通気計画が必要です。
・外断熱工法や通気層を設ける外壁工法を採用すると、壁内の結露を防ぎ、カビの発生を抑えられます。
・室内も適切な換気計画(24時間換気システムや通風の工夫)を行うことで、湿気を逃がしやすくできます。
3. 対策方法
湿気とカビを防ぐために、以下のポイントを検討すると良いでしょう。
基礎の工夫
高基礎にする(床下の通風を確保し、湿気を防ぐ)
防湿シートや調湿材を床下に敷く
断熱・通気の工夫
壁や屋根に通気層を設ける(湿気を外に逃がす)
断熱材は吸湿性の低いものを選ぶ(ウレタンやフェノール系など)
換気の工夫
機械換気(第1種換気など)を導入し、常に空気を循環させる
北側にも小さな窓を設けて空気の流れを作る
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井戸健治