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3件

『監理』について

建築家の方に質問があります。

タイトルにもありますが、『監理』についてです。

勿論、人それぞれだとは思いますが、一般的な監理とは、どれくらいの頻度で行うものでしょうか?
(現場視察・工務店との打ち合わせ等)
また、これらの報告は施主にはしないのが一般的なのでしょうか?

現在、地盤改良→基礎(フラット部)→基礎(立ち上がり部)と工事が進んでいますが、私が現在依頼している建築家の方は(私の知る限りでは)フラット部の基礎の配筋の確認の時しか現場に来ていません。
また、この時の報告も当初は特に無く、コチラから『どうでしたか?』と問い合わせて、ようやく返答を頂いた…という状況です。

監理費としてお金が発生している以上、私としては『もう少し頻度を上げて』・『もう少しマメに報告をする』のが筋だと思うのですが、この考えはおかしいのでしょうか?

依頼している建築家の方に、もう少しビシッと言いたいのですが、私の感覚が非常識な可能性もあるので躊躇しています。

下手をすると身内批判になりうる質問ですので、回答し辛い問題だとは思いますが、宜しくお願いします。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2012年 4月 3日
PJベリーさん、はじめまして。

仰るように、設計する建物と同じように、工事監理のやり方も属人的なものですが、私たちの場合は、地盤を掘った段階で根切り底(基礎の最深部)の確認、基礎配筋の確認、コンクリート打設前後の確認が3~5回。木造の場合は上棟してからは、毎週1回のペースで行っています。

建築士法で工事監理報告書の提出が義務付けられていますが、
表面的な書類なので、私たちの場合は、打ち合わせ内容と業務時間を工事監理日報として、工程写真(工事監理をする設計者の視点で)とまとめて、設計・工事監理報告書として竣工図面と合わせてお渡ししています。

施工者がおこなう品質などの工事・工程「管理」と違い、設計者が行う工事「監理」は、あくまで設計図に表わした建築通り、仕様通りに現場が進んでいるか、を確認するものです。

クライアントと合意した設計図書の内容から、変更する時には
必ず報告をしますが、一般的に基礎や配筋段階では、図面通り行われていれば、まとめて事後報告にしています。

PJベリーさんが、くわしい報告を望まれているのですから、その旨を建築家の方に伝えてみてください。
「ビシッと言いたい」気持ちのまま、現場が進んでいくとわだかまりが大きくなって信頼関係が崩れることにもなります。

もし、正直なお気持ちを伝えられて、答えが返ってこないようなら、そもそもの信頼関係が形作られていなかったのでしょうし。

 ひとそれぞれ、どこに重点を置くかは違いますが、信頼をもとに、いい建築が出来れば、プロセスは結果二義的なものになります。

 だからといって、現場で創り上げるプロセスが大切なのは自明こと。お互い納得されたプロセス、進め方を一度お話されて確認することがよいと思います。

長々と、失礼いたしました。

(現場の配筋検査。写っているのは、瑕疵担保保険の検査員の方です。外注の、建築士さんです。)
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ユーザーの返答

2012年04月05日

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>>粕谷様

回答ありがとうございます。

本日、建築家さんと連絡を取りました。
工務店とのやり取りは自分が考えていたより
マメにやって頂いているようでした。

粕谷さんの仰る『特に大きな問題がなければまとめて事後報告』
というスタイルを基本的にはとっているようです。

これからは問題がなくても逐次連絡を頂ける事になりましたので、
無駄なストレスを抱えずに進めていけそうです。

これからも何かあればご相談に乗っていただければ幸いです。

このたびは本当にありがとうございました。

2012年 4月 3日
テキネコム(適値コム)と申します。
建築の適切な価格を知る事で満足のいく住宅をつくりましょうを
テーマにしています。

監理というのは設計事務所が使う言葉ですね。
工務店や建設会社が使う言葉で監理ではなく管理という言葉
あります。
その意味の違いを知っておくべきでしょう。

監理:
基本的に設計事務所と施主がどのような契約をしているか。
ということでそれぞれの設計事務所の考え方によって違います。
基本的には行政検査を主軸に事前確認及び当日の検査立会い
をさしています。

管理:
施工会社が使います。
ゆえに現場の進捗状況ごとの検査を自主検査としてさまざまな
工程ステップによって行われるものです。
社内基準がある場合もあります。

何れも何のための検査であるあと言えば施主に報告義務がある
という大前提の下に行われるものです。

ゆえに報告がないというのは単に知らないか怠慢ですね。

建築家の方が現場に来ていない。ことが不安である。
当たり前ですね。
折角、建築家という方を信頼して住宅を造る意思を固めた
訳ですから。

まずは、その方と自分の意見を文書にまとめておく事が
必要だと思います。
そして、文書で出すのではなく、会ってまずは自分たちの
思いを説明する。
と言う行為で相手の建築家が気づくかもしれません。

専門家としては少々残念ですが、デザインに特化した建築家
である。など得意分野がそれぞれ人間なのであります。

コミュニケーションとしては不足している様子ですね。
そのコミュニケーションで問題が大きくなるのですが・・・

まずは自分の気持ちを素直に話す。
これが解決の一番ですよ。

詳しくはお問い合わせ下さい。

MAIL:
info@tekine.com

officialSite:
http://tekine.com/

アメブロ:
http://ameblo.jp/tekinecom/

ハウスコ:
http://www.houseco.jp/profile/architect/4420
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ユーザーの返答

2012年04月05日

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>>大槻様

回答ありがとうございます。

本日、建築家さんと連絡を取りました。
自分が考えていたより動いていてくれたようでしたが、
チョット筆不精なのかな…と話していて感じました。

折角一生懸命取り組んでいても、施主がそう感じなかったら
勿体無いですものね。
とりあえず、今日の電話でコチラの要望は伝わったと思うので、
良い方向に変わってくれれば…と期待しています。

これからも何かあればご相談に乗っていただければ幸いです。

このたびは本当にありがとうございました。

2012年 4月 4日
PJベリーさん

監理業務の頻度、日数などについては、PJベリーさんの認識が正しいです。
先に回答された粕谷さんの業務状況が、木造住宅であれば適当なのではないでしょうか。私の事務所でも事務所内の検討作業以外をみれば概ね同様です。

ただし、法的には具体的な作業量は定められていません。
また工事監理料の多寡によって現場に出向く日数が変わってくることもあり得ます。

かと言って、このままわだかまりを持ったまま工事が進行していくのはストレスが溜まりますし、完成後も後悔を引きずる恐れもあります。

そこで、契約前の重要事項説明書や設計の見積書、委託契約書には工事監理業務についてどのように記載されているか確認してください。
分からないようでしたら、その建築家に「あまり工事チェックの報告がありませんが、契約書ではどのようになっていますか?よく分からないので教えてください」などと直接聞いてみてはいかがでしょうか。さすがに施主からその様な問いかけがあってその後何も変わらないことはないと思います。

折角、信頼して設計を任せた建築家ですから、これを機に更なる意思疎通が適い、素晴らしい住まいづくりができるといいですね。
頑張ってください!

アトリエ24 飯沼
http://www.atelier24.jp/
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ユーザーの返答

2012年04月05日

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>>飯沼様

回答ありがとうございます。

本日、建築家さんと連絡を取りました。
工務店とのやり取りは自分が考えていたより
マメにやって頂いているようでした。

『知りたがりな施主なので、マメに工事チェックの報告を下さい』
とお願いしておきました。

折角の家づくりですから、楽しんで進めていきたいと思います。
これからも何かあればご相談に乗っていただければ幸いです。

このたびは本当にありがとうございました。

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