がけ上のほぼ平坦地

はじめまして、北濱と申します。

「急傾斜地崩壊危険区域」は、県及び市の条例で建築制限が
かかっている場合があります。
住宅などは建築不可であったり、可能であってもRC造等の
頑丈な構造にしなければならないなど。
そうなると、予算が厳しいようですね。
また、他にも「がけ条例」などの制限がかかってくると
建物が建てられる位置も限られてきますので注意が必要です。

お考えの土地が該当していないか、建築指導課へ確認されたほうが
良いかと思います。

自治体によっては「区域外」への移転に際して、補助金を
交付しているところもあるようです。
つまり安全な場所への移転を促進しているわけですね。
私の個人的な意見ですが、眺望も素晴らしく、おそらく価格も
魅力的な土地だと思いますが、わざわざその様な危険な場所に
住むことは、あまりおすすめはできません。
どうしてもスリルを味わいたのであれば別ですが＾＾

質問についてコメントさせていただきます。

擁壁に対して力を加えない基礎形状については
いろいろなやいかたがありますが
比較的安価な方法として
「シールドラフト工法」があります。

工法を簡単に説明すると
コンクリート基礎の下に
内部が空洞の樹脂ボックスを入れ
その分の土を除くことで
建物を建てた後も
更地の状態以上に
地盤に力を加えなくするというものです。
費用としては、一般的な住宅の規模で
地盤補強費として100万円程度かと思います。
代表的な柱状改良や表層地盤改良と同程度の価格です。

現在建築中の「船橋の家」でも
この工法を採用しています。
基礎下に埋める樹脂ボックスの写真を添付致します。

眺望という絶対的な魅力があることは
とても良いことだと思います。

現在、愛知県の刈谷で建築中の物件もございますので
今後、計画が進んだ場合
お気軽にご連絡いただければ幸いです。

秦野浩司建築設計事務所　秦野浩司
横浜市旭区本村町113-6美晴コーポ102
ＴＥＬ・ＦＡＸ：045-367-0036
Mail:h*****o-net.ne.jp

早速ご確認していただいたのですね。
名古屋市でしたか。私も昔々、緑区に住んでおりました。

内容からすると建物の構造制限もかかることなく、建築可能だということですね。
あとは名古屋市の方で、何かしら制限があるかどうかですね。
特殊な場所なので、特に入念なチェックが必要です。

建築あたりに大きな支障が無ければ、あとは予算の問題ですね。
1.よう壁側に加重のかからないような建築（基礎？）
2.敷地が道路より20～80cmほど低い
このあたりをどう処理するのか、もう少し具体的にしていかないと
現段階ではなんとも言えませんが、今の予算では厳しいかと思います。
しかしながら
「何とかならないものか」と言われると、
「何とかしてあげたい」と思う性分なので、資料をご提示いただければ
「何とかなるかどうか」考えてみますよ。
また、その他にも気になることがあればお気軽に連絡ください。