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家づくり相談

線路沿いの狭小住宅

現在住宅購入を検討しており土地探しをしています。
最近丁度希望の地域で希望の広さの土地(15坪で間口が4.5メートルで両サイドが二階建の住宅)が見つかりました。
しかしその土地のすぐ裏の南側が線路(家を建てたら線路から3m位の距離)でカーブの為、鉄粉被害や電磁波の影響を懸念しています。
電車はローカル線で二両編成10分間隔。
駅と駅の間(各駅とも300m程)の為、電車が通過する際の音はそんなに気になりませんでした(実際に現地に行って何本か通過時の感じを確認済み)

ネットなどで調べると鉄粉被害について書かれている方も多いので、防音めかくしフェンス(採光タイプ)を住宅の南側に設置すればどうかなと考えております。

住宅は二階建ての屋上付きで、北玄関の半インナーバルコニー。
一階の南側に洋室、二階の南側にリビング、屋上は南向きを考えております。

ご意見いただけたら幸いです。

専門家の回答

3件

2017年 2月 7日
初めましてアース・アーキテクツの鷲巣(ワシズ)といいます。

確かに線路の鉄粉と架線による電磁波は気になりますね。
まず電磁波ですが、人によっては影響を受ける方もいるみたいですね。
私の事務所の20M位上を高圧線が通っていますが、おかげさまで10年
以上たっても「個人的には、まだ影響を感じられません」。
ただ医学的にも悪いという事はある程度は認知されていますので、電
磁波がない方がいいとは思います。
ただどうなんでしょう。新幹線などに比べたら「アノ電車」は電磁波
が弱いように思えるのですが。

鉄粉は、確かに建物を汚しますね。同じように幹線道路沿いのお宅など
も一時期はディーゼル車の排ガスで黒ずんでいた時代もありました。
「アノ電車」でしたら本数も車両も多くないですから、外壁に「今流行
のブラウン色」などを使えば目立たないと思います。

その土地を買うようでしたら、建蔽率と容積率を確認した方がいいと思
います。例えば建蔽率が60%で容積率が200%の場合ですと、建築面積
(建物を上から見た面積)は9坪で、仮に3階建てを建てるとなると27坪
の建物になります。
間口が4.5mですと地盤が悪い場合には、重機が入っていくことが出来る
かどうかの検討も必要です。
その辺りも考慮も必要になると思います。

最後に私の宣伝ですが、「1500万円の家シリーズ」を行っていますので
Blogを一度ご覧ください。
Blog http://earth-architect.sblo.jp/

ご参考に アース・アーキテクツ一級建築士事務所
 
矢印
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2017年 2月 7日
鉄粉は車のボディにつくと厄介です。ほっておくと錆が浸食します。しかしそんなに鉄粉が出るのであれば線路のレールはやせ細ってすぐ交換となるようにも思います。どこまで気にするか?という問題もあるかと思いますが、気になるようでしたら鉄道会社に問い合わせてみるのも一案です。

また、電磁波の問題もどこまで気にするか?ですね。送電線より携帯やIHクッキングヒーター、電子レンジ、GPSやBSの電波のほうが至近距離で受けるので影響が大きいのではないでしょうか?
我々の身の回りには電磁波がたくさんありますが、ほとんど健康に影響の無いレベルのものであって、仮に電離作用のある紫外線や放射線の何千何万分の一のレベルであれば気にするほどのことは無いと思います。
気になるのであれば、鉄道会社に問い合わせ、電磁波の程度を教えてもらいましょう。

学術的には、線形モデルを支持するか、非線形モデルを支持するか、の違いもあろうかと思います。線形モデルを支持すれば、どんなに微小であってもリスクはあります。非線形モデルを支持すれば、他のリスクに比べて影に隠れてしまう程度に微小であれば無視できるという判断も成り立ちます。

しかし、電磁波が心配でそれがストレスになるようでは止めたほうがいいですね。ストレスは万病の元です。ストレスは放射線に例えると1000ミリシーベルト被曝するくらいに細胞を破壊するそうですよ。
矢印
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矢印
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2017年 2月 8日
えふ様

はじめまして。
静岡市内で設計事務所をしています、㈲滝下秀之建築アトリエの滝下秀之と申します。

数年前、藤枝市のJRの東海道沿線で住宅を設計させていただきました。
その時も鉄粉被害と電磁波の影響を事前に調べました。
鉄粉は電車のスピードが速いほど飛び散る距離は伸び、同じスピードならばカーブの方が多く発生します。
それほどスピードが出ない場所であれば、えふ様の言われるよう、防音も含めて線路側に防音目隠しフェンスをして、外壁は水洗い等しやすい外壁材を使用すれば、後は1年に1回程度南側の外壁を清掃していただければ充分だと思います。

また電磁波は全くないとは言いませんが、人体にほとんど影響のない程度と言われています。よほどの高圧線下であれば、小児白血病の発生リスクが2倍程度に増加など等々言われていますが・・・。
たとえば50年前と比較すると家電における電磁波もかなり増加していますが、それも含めて人体に影響しない程度と考えて良いのではないでしょうか。

弊社では、一度お会いしてお話を伺い、簡単な平面プランをつくるまでを無料で行っています。そこで納得していただいてから、土地の契約をしたらいかがでしょうか?
また設計事務所と一緒に土地購入の交渉をすると、お客様にとってメリットが生じる場合が多々あります。

弊社の(HPには載っていませんが)狭小土地やかなり細長い土地(4.5mより細い土地も含む)の参考例をご覧いただくこともできます。
一度弊社のHPをご覧いただき、ご興味を持っていただけたらお気軽にお声かけ下さい。
また気になることや質問等ありましたら、メッセージを下さればお返事させていただきます。

滝下秀之
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■ ㈲滝下秀之建築アトリエ一級建築士事務所
代表取締役 滝下秀之 
携帯電話 *****
所在地:<静岡事務所>〒420-0886静岡県静岡市葵区大岩3-21-38
    <藤枝事務所>〒426-0087静岡県藤枝市音羽町1-6-15
電話番号:054-209-2088
ホームページ:http://www.takishita-arch.com/
ブログ:http://takishita-arch.sblo.jp/
メールアドレス:h*****on.ne.jp
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