過去に井戸のあった土地

こんにちは。

井戸の孔は、ポンプで汲み上げる現代的なな井戸であれば直径20センチ程度、昔の桶で汲み上げるものでもせいぜい1メートルでしょう。
ベタ基礎で建てるのであれば地盤強度としてはほぼ問題無いと思います。
建てる前に地盤調査をするのですが、５箇所程度調べる内の一つが埋め戻した場所に当たっている場合はデータでそれとわかります。あったとしても出隅部分に当たっていない限りは大丈夫です。
出隅部に当たっている場合は周りも追加で調査して、あまり大きく穴に掛かってなさそうなら問題ないですし、１メートルも内側まで掛かっているようなら少し配置を動かすなどするとよいでしょう。
もとより地盤改良する必要が予想される軟弱地なら井戸があっても関係ありません。

湿気の問題は井戸の有無よりも、その土地が低湿地であったり、周囲から窪んでいて水がたまりやすくないかということのほうが余程重要です。
埋めた古井戸から湿気が上がってくるなどということはありません。

ご検討ください。

神主さんに清めてもらった上で埋め立てを行なうような方ですから、
問題になるような手抜きな埋め戻しはしてないと思われます。

住宅レベルで地盤改良をしなくてはならない土地ならば、構造的に考慮した設計を当然なさるでしょうし、逆に考慮を必要としない地盤なら、井戸位で影響はありません。

よって、何れにしてもあまり深く考えないでよろしいと思います。
ご安心下さいませ。

Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社　加塩博之　拝
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