当事務所では、今まで以下の仕様を導入したことがあります。
・サーマスラブ
・夜間電力コンクリート蓄熱型
・灯油式温水床暖房
・HP式温水床暖房
床組み(根太や大引きを組む)を前提で話を致します。
サーマスラブは土壌蓄熱です。床下の外周立上り部に断熱材を設け、床下空間を内部空間として扱うので、床組には断熱材を設ける必要はありません。この時、注意した方が良いのが床下の換気です。打設後1〜2年はコンクリートにかなりの水分が含まれており、サーマスラブを稼働することで大量の水分が蒸発するので、床下に換気扇を設けて外に排出するようにします。当事務所では安価なパイプファンを3箇所ほど取付しました。
今までの経験上、床組みするのであれば、北陸でトータルコストが一番低いのがHP式温水床暖房です。ただし、敷設面積が大きいと熱源が2台必要になるので、イニシャルコストがUPします。サーマスラブは中部電力管内では年間を通じての大きな割引があり、結構、お得です。
やはり、地域・規模によって何がベストかは変わるので、それぞれの業者や電力会社にイニシャルとランニングの試算表をつくってもらうと良いと思いますよ。
以上、ご参考までに…。