先程、建築家募集プロジェクトにエントリーしました根來です。
建築的なことは、他の建築家の方が回答されておりますので、
私の方からは土地と建物との関係性から捉えた、そもそもの計画のあり方について、お話したいと思います。
それは、完全分離型二世帯住宅という意味です。
一つの土地に2棟をくっ付けて建てるのか?接しもせず建てるのか?
前者は壁を挟んだり、上下階で繋がっている二世帯住宅で、建物として不可分な関係性であり、確認申請は一つになります。
後者はその逆で、完全に別々の建物とする。確認申請も2棟別々です。
依頼内容を拝見する限り、両世帯のどちらを上下にするか悩んでおられるようですので、前者が前提のことと思いますが。
このお話を知っていれば良いのですが、知らなくて、
後者も検討に入れるなら、土地の「分割」と「分筆」を理解してみてください。インターネットで検索すれば、いくらでも出てきます。これはローンや将来の売買・贈与にも影響してきます。
どちらが良いかではなく、絆さんの価値観によります。
添付ファイルは、少し話がズレますが、元々の二つの区割りを一つに纏め、土地を「分割」して建てた完全分離型二世帯住宅の事例です。
建物の紹介は、コチラ≫
http://negoroarch.exblog.jp/i10/前者と決まっていれば良いのですが、この考え方がハッキリしないと、土地と建物との関係性が見えてきませんので、参考まで。
もちろん、暮らし方や空間の優先順位によって、両世帯の上下関係や庭の取り方も変わってきますので、具体的な要望を聞き込み、プランニングとして頭を捻ってみないと、その土地に合った実質的に魅力ある回答は出来ないかと思いました。
日当たりは魅力的ですが、考え方として、強い直射日光は室内環境的に厳しいですし、植物にも厳しいです。
間接光を上手く取り入れることによって、明るくもなりますし、風通しも良く、プライバシー・防犯性に優れた家を作ることも可能ですしね。
土地も要望も全く異なりますが、「プライバシーを得ながら、光と風を身近に感じる二世帯住宅」の紹介は、
コチラ≫
http://negoroarch.exblog.jp/i11/取り急ぎ、私から回答できるのは、こんな感じです。
根來宏典建築研究所 根來宏典