建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

2階にグランドピアノ

妻がピアニストのためグランドピアノを木造の新築で置くつもりですが、
間取りの関係上2階に置けたらと思いますが、重さ的にどうでしょうか。
ある建築家に聞くと、構造上は問題ないので大丈夫と言い、
ある建築家に聞くと、木造の場合は避けた方がいいと言われました。
壁や柱が多い場所の二階なら問題ないという話も聞いたことがあります。
間取り上は二階にしたいのですが、意見が分かれるということに
いちまつの不安があります。
2階にグランドピアノは大丈夫でしょうか。
ちなみに楽譜も壁一面、エレクトーンも同じ部屋におく予定です。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2014年 2月11日
大丈夫なように作ればいいのです。
簡単な事です。
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2014年02月11日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

早速の回答ありがとうございます。
2階にグランドピアノの設計をされた経験はありますか。ございましたら、
施主の方は当初不安はありませんでしたでしょうか。どのように不安を払拭されましたか。
度々の相談で恐縮です。

2014年 2月11日
一般的には「こうしたい」と相談されて「こうしましょう」と
回答する形で出来上がるのが設計図です。
つまり回答が「正しい」という前提で建築はなされて行きます。
従って設計者を信頼してなければ全く成り立ちません。

設計者は何らかしらの教育や知識の習得によって
自らの設計が正しいかどうかを判断し、最終的には
行政(委託機関)によってチェックされて「最低限」の確証、
つまり建築基準法上問題が無い状態で建築されます。

質問者様のおっしゃる「懸念」「心配」については払拭できる
基準ないし「術」は無いに等しいです。
確かにグランドピアノは重たいです。

しかし建築の基本である「静定荷重」の検討は計算上は
非常に初歩的な数学で解決できます。
木造の場合は経年劣化で床を構成する構造材が歪む事が
十分考えられます。
従って私ならS造もしくはRC造で計画しましょうとクライアントには
進言します。

木造にこだわられる理由がコストだけならば、コストアップは
避けて通ることは出来ませんが、木造の出来うる範囲で
床の補強をします。床の厚みや床を支える「根太」と呼ばれる
部材の間隔を狭くする。梁せいを上げる、積層材にする、樹種の等級を
上げるなどです。
しかしながら、これらの方策をとっても「建築は絶対ではありません」。

単位荷重だけを考えれば書籍の方が断然重く、設計上頭が痛いです。

木造の2階部分にグランドピアノを置くのは正直申せば
「考え直したほうが良い」となりますが、重ね重ね全体の予算が
決まってしまっている以上、将来に亘っての不安については
「付いて回る」と申し上げる他ございません。
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2014年02月11日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

度々のご回答ありがとうございます。
読ませていただき、2階のグランドピアノ(楽譜も含め)はやめようと決心しました。
設計者を信頼、と書かれていますが、正にそのとおりかと思いました。
回答いただいた内容が丁寧で、納得がいき、回答が信頼できるものと判断しました。
ここ数ヶ月の迷いがなくなりました。ありがとうございました。

2014年 2月17日
ロングノーズでないかぎり250キロ程度でアップライトピアノとそうそう重さは変わりません。コンサート用のは400〜500キロ程ありますがそうでないならそれほど難しい訳ではありません。構造的には難なくかたずける事ができます。それより音の問題の方がおおきいですね。家族みんなが音楽好きでしたらいいですね。
[FUTURE STUDIO:渋谷アトリエ]
〒150-0011東京都渋谷区東4-4-6 THE SCAPE R
APEC Architect 佐山慎英 + FUTURE STUDIO (特殊設計部門)
mobile-1 :*****(for Soft Bank)
mobile-2 :*****(for AU)
fax :*****
phone:*****
from*****om
MAP http://www.houseco.jp/profile/architect/3377/blog/entry/22124
矢印
この専門家のプロフィールを見る
この家づくり相談「2階にグランドピアノ」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら