はじめまして、ぼのさん。INTERSTUDIOの笹木と申します。
防音にはは主に3種類あります。(1)外の騒音が室内に入らないようにすること。(遮音)(2)室内の音が外に洩れないようにすること。(遮音)(3)室内で発する音が同じ室内で大きく響かないようにすること。(吸音)
そしてそれぞれに、空気伝播音と固体伝播音の2種類があります。また、高音域と低音域では方法が異なります。質問が(1)~(3)のどれにあてはまるのかよくわかりませんが、まずこれを明確にして検討していただくこどが大事だと思います。室内で発生する低音を遮音するためには重い材料(例えばコンクリート)で覆う必要があります。しかしこれは音のエネルギーを反射して遮音するのでこのままでは室内側は音が響きます。室内を静かにさせるためには遮音材とは別に吸音材を取り付ける必要があります。しかし低音域を完全に吸音することは大掛かりな装置が必要になります。どの程度の周波数をターゲットにして吸音するのか、という問題になります。こんな感じですから、(1)~(3)のどれか、どのような音なのか、によって的確な対応をしなければなりません。概して言えば、木造なら吸音はある程度可能でも完全な遮音はできない、とお考えください。