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土地

回答 

4件

北側道路、戸建。南側に建売が建ちます。対策について。

お世話になっております。
相談内容がそぐわないかもしれませんが、よかったらご回答いただけると幸いです。
北側道路の整形地、建築条件付き土地を購入して建てました。方位は家に対して45度ずれているような感じで、1Fは玄関が北東、リビングが南東、リビング続きの洋室が東、水回りが南西といった形の戸建て、東側に駐車場2台分の庭、西側は隣家のガレージです。
2階には洋室が3室で、日当たりのよい南東に1室、東側に1室、南西に1室といった形です。
南側が畑だったのですが、相続で手放されたそうで一戸建ての建売が建つそうです。施工会社はまだ未定とのことです。
我が家を購入する際、このようなことを考えたうえで少しでも採光に有利になればと南側の腰窓を2面、窓高が通常2mのところ2m30cmにしてもらいました。他に庭に面して2mの掃出し窓があります。2階リビングにすることはもろもろの事情につき断念しています。

こういった場合はやはり、建売業者の利益を最優先になると思うのですが、我が家の採光については全く考えず、ぎりぎりのところまで建てられてしまいますか?
法では境界から50cmとなっていますが、せめて1mほどは建物まであけてほしいですし、理想は駐車スペースを我が家の前にして、少しでも採光・通風を確保してもらいたいな…という気持ちですが、今の段階(区画割から検討段階)で業者にお願いをしたところで無駄なのでしょうか。
あとは正直、土地も建物も建売のものより高いため、我が家より後に建てられ安く販売される建売に採光を遮られるのか、と思うと悔しい思いです。(すみません、これは蛇足ですね)
もし配慮されない場合、土地を採光を確保する分くらい購入したいくらいなのですが、細切れで売っていただくことはできるのでしょうか?

突然のことで、採光がなくなる、一生日陰で暮らすんだ、暗い家になるんだ、と沈んでしまいます。
正直、南に家が建っている家の1階の暗さがどの程度なのか判らないのも原因だと思います。
何か、前向きになれるアドバイス(リノベーションの案や、今できること)をいただけると助かります。

専門家の回答

4件

2015年 3月23日
吉田と申します。こんにちは。ご心配ですね。回答させていただきます。
現地を見ていないので文の解釈での回答になりますのでご了承ください。

・まずは南側隣地の持ち主様にご相談されることが大事だと思います。確かに民法234条によって南側住宅の敷地を最大限有効に活用するために50㎝の離れでギリギリに建ててくることが予想されます。ただし民法の場合はあくまで当事者間のお話し合いでの解決が基本となります。住宅地はそこに長く人が住み、コミュニティが生まれるべき場所でもあります。災害時は協力するべき隣人ともなります。長いおつきあいになるので、相手にとっても無視できない問題でしょう。隣地の広さや入居される人が建てるのか、建売かにもよりますが、まずは相談されてはいかがでしょうか。(あくまで相手の権利を尊重されることが必要ですが。)
・方一つは周囲の既存住宅がどの程度敷地から離隔距離を取っているかどうかです。離隔距離は慣習的状況も考慮されあす。周囲がみな1m程度取っていれば、「この辺りは離隔を十分取っているので協力して欲しい」ということもあり得るかもしれません。法根拠ではありませんが、良好な住環境を保っている地域では協定などで定める場合があります。建築協定が無ければ効力はありませんが、説得の一歩になるかもしれません。
・細切れで土地を売っていただくことは宅地の計画を見ないとなんとも言えませんが、十分に広い場合はあり得るかもしれません。ただし、相手側はの土地が一般的な宅地の面積であり、道路がすでにあって計画変更が難しい場合は無理かもしれません。いずれにせよ地主様との協議になります。
・最後に、建てられてしまった場合のリノベーション方法としては
1.2階リビングを再検討してみる。
2.住戸に吹き抜けと吹き抜け上部に天窓を作り、2階の光を1階リビングに導く。(鏡の併用で反射光を導く方法もあります。)ただし、2階の床面積を削ることになります。
3.上記と合わせて不足した分の床面積を南側に増築する。
4.外壁に沿って光井戸(トップライトからつながった採光用の小さな吹き抜け)を複数設置する。(プランを見てみないとわかりませんが、このような手法も昔から旗竿地などでやることがあります。)
5.太陽光を取り込むシステムとして「ひまわり」などといった光ファイバーによる照明システムがありますが、コストの割に少々消極的な方法かもしれません。

参考になれば幸いです。心境お察ししております。がんばってください。


矢印
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2015年 3月23日
春春さま
はじめまして。大沼建築・環境計画事務所の大沼と申します。
 現段階ではまず、お住まいと近辺の、建物を建てる上での法的制約を再確認しつつ、南側の土地を少し入手できる可能性がないか、実際に調べ確認することが先決かと思われます。ご相談の文章からは南側の土地の状況は分かりませんし、分譲なら開発許可や各敷地の販売条件設定などすでに動き始めているかもしれませんが、開発計画の変更や一部売却について、可否を早めに今の土地所有者にお声掛けしてみてはいかがでしょうか? 購入という選択肢をお持ちなら、もしチャンスがあったと後で知ったら最も後悔されると思われます。
 その上でリノベーションのオプションも検討しておくという順番が良いのではないでしょうか。建物の建て方に条件をつけるのは、地区計画や建築協定などが無い限り、なかなか難しいとは一般的に言えますので。
 多少なりとも春春さまのご参考になれば幸いです。
矢印
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2015年 3月23日
土地取引は相対ですから、双方納得すれば細切れだろうと売買は成立します。ダメもとでも、ともかく頼んでみることだと思います。建物の図面が入ってしまったあとでは、設計変更が面倒ですから(建物代を安くして利益を出すのでしょうから)早く手を打った方がよいと思います。
隣地がどのくらいたつかは、その土地にかかっている法規によります。距離の50センチのほかに、斜線規制や高度地区の規制などで、高さの制限があれば、それでも採光条件は変わります。ご心配でしたら、今お住いの建物を設計された方にお聞きになれば、大体わかると思います。
矢印
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2015年 3月24日
こればっかりは、やはり自宅設計のおりに自前で他に求めずに処理すべき内容です。早めに土地切り売り交渉に入らないと確認申請がすんでしまうと更にむずかしくなります。お早めの決断力が必要です。
矢印
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