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24時間換気とは?

久しぶりの書き込みです。ご意見をお聞かせください

24時間換気とはどうすれば24時間換気となるんですか?
(24時間換気の目的はなんとなく理解してるつもりです。)

一般的な木造軸組工法の1,2階の家で普通の換気扇を
各部屋に取り付けるだけでもOKなんですか?
それとも機械換気設備を取り付けなければだめなんですか?
第1種換気は給気・排気ともに機械(ファン)
第2種換気は「機械給気」+「自然排気」
第3種換気は「自然給気」+「機械排気」等・・・

よくリビングでのタバコや料理の臭いが24時間換気のために
各部屋に廻ってしまうと聞きますがどうしてですか?
また機械設備を入れる場合のコストはどれくらいかかるんでしょうか?

質問ばかりで申し訳ないですが回答願います。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

2件

2009年 3月10日
koukiさま 初めまして、板垣と申します。
24時間換気の事は、細かく説明しようとすると、膨大になるので、簡単にまとめますと。
1996年頃、シックハウスが社会問題化されていて、ホルムアルデヒドなどを、きちんと法規制すべき、という考えのもと、2003年頃建築基準法で、定まった法律です。
1.一つは内装仕上に有害物質を使わない、あるいは限られた量迄とする制限。
2.もう一つが24時間換気を行う様にすること。
大きく分けると、2つの要素を満たさなくてはいけなくなりました。
24時間換気というのは、住宅の様に、人が居住する建物は、低速で24時間ずっと換気すれば、シックハウスになる人は減るだろうという考えで生まれたのだと思います。
さて、どうすれば、24時間換気になるかと言いますと、一番簡単な方法は、トイレや、浴室などには必ず換気扇付けますよね。それを24時間対応の換気扇にすれば大丈夫です。その時に、何故トイレや浴室からかというと、もちろんそこは汚れた空気があって換気しますから、そこを排気の最終出口としたいわけです。リビングや、洋室を最終出口とすると、トイレの臭気や、浴室の湿気などを、逆に吸い込んで、汚れた空気が部屋にまわる事になるので、全く逆の効果になります。
但し、トイレや浴室に24時間換気対応換気扇を付けても、建物全体の空気を奇麗にすることが目的なのですから、奇麗な空気を入れて上げるわけですが、今度は、洋室やリビングなどから入れてあげなくてはなりません。(トイレや洗面所に入れたら、そこだけでクルクルショートサーキットしますから、)この時に、よくマンションなどに、クルクル回したりする給気口(自然給気)の場合と、機械で給気させる、機械給気があります。ご存知の通り、自然給気+換気扇=第三種換気、機械給気+換気扇=第一種換気となるわけで、メーカーさんは、給気も機械でやりましょうと言っていますが、塞いだりしなければ、自然給気でも問題にはなりません。
コストのことを気にされているようですので、一番お金がかからないのが、自然給気と換気扇の組み合わせです。この時に気をつけないといけないのは、洋室とかのドアがぴったりしていると、換気経路が成立しないので、ドア下にアンダーカットと言って、15ミリくらいの隙間を設けます(そういうシステムのドアもありますが)引戸などは、隙間があるので、そのままでもOKです。換気扇は容量にもよりますが、壁付パイプファンなどは2万円前後、浴室用でもそんなもんです。既存の家にやるならば、工事代の方は工務店に聞いてみてください。新築ならば、元々換気扇はみているでしょうから、24時間対応にするだけです(何が違うかというと、低速スイッチがあること)
給気口というのは、材料代だけなら、数千円でしょう。
ご質問の、24時間換気にしたから、臭いが・・・というのは、おそらく、機械給気にすると、給気の位置によっては、台所から排気した臭気などを近くの機械換気で吸ってしまうのが原因ではないでしょうか?自然給気にすれば、料理の時などは、部屋の給気は締めてしまうことも簡単ですから、そうしたら如何でしょうか、(レンジフードの為の給気は必要ですけど)位置は気をつけないと難しいです。
あと、システム的には、ダクトを通してやる方法とか、温度を下げないでも換気きるロスナイとか、お金をかければきりがありません。
本当は、部屋の容積を全て計算して、風量が足りるかというチェックをしなければいけません。メールででも、間取り図を頂ければ、だいたいチェックは出来ますよ。
ではご検討下さいませ。(長々と分かりにくく、失礼しましした)
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ユーザーの返答

2009年03月11日

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板垣様

非常にわかりやすい回答ありがとうございます。
私の疑問点は解消できました。
今まで24時間換気は大がかりな装置等が
必要だと思ってました。
壁からの自然吸気でも問題ないんですね
考えてみると、今済んでるアパートがまさに壁からの吸気+排気は
トイレか風呂より24時間排気となっていました。

2009年 3月12日
はじめまして、工藤と申します。

24時間換気についてとのことですが、ご周知のとおり換気方式には3種類あり、現在住宅において多く取られるのは第1種と第3種になります。
このどちらにおいても、換気扇を取付ける住宅に必要な換気量を計算し、その結果に基づいて選択した性能の換気扇を設置し24時間稼動させることが基本になります。

さて、換気扇の方式について書く前に重要なのことですが、
建物には風圧がかかり1階よりも2階のほうがそれはより強くかかるということと、温度差により空気の流れが発生することです。
これらの力が換気にプラス方向にかかれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが自然の摂理のようです。
例えば風圧がかかった場合特に2階においては外部から内部への空気の流れが強く起きますので換気性能が弱まる可能性があります。また、冬などにおいては室内の温められた空気が2階へ昇りなおかつ温かい空気は冷たいところへ流れることにより2階居室から外部へ排出される力が働きますので2階の自然給気(特に北側など)が機能しない場合が出てきます。
そのため、最近ではメーカーも2階居室に機械式給気口を設置することを推奨しているようです。

では換気方式についてですが、中でも第3種は自然給気と機械換気の組み合わせでありダクトレスとダクトタイプがあります。
その内、ダクトレスとうのがいわゆる普通の換気扇を使用する方式です。メーカーでは24時間常時換気タイプという製品を出していたりもします。

この場合、一般的には1、2階の水廻り付近などに換気扇を設置し居室に自然給気口を設置する方式が取られますが、換気経路のドアにはアンダーカットを施し、空気が流れるような処理をします。
しかし、1フロアーに対して1、2箇所の換気扇によってフロアー全体の空気を引っ張ろうと言うわけですから換気効率が悪いとうまく機能しません。
つまり、上に書いた諸問題に併せて、住宅の気密が低いと狙った場所(給気口)から空気が入らずに室内がうまく換気されないと言うことも考えられます。

「キッチンなどの臭いが居室に」というのは、この換気がうまくなされていないと言うことも原因としいて考えられるのではないでしょうか。

本来、換気設備は室内汚染の予防に加えて結露対策の面においても非常に効果があるのですが、建物の性能に左右されますし、あくまでも建物の性能に対して補っていくものではないかなと思います。

つまり、換気扇単独で考えるよりも、家づくり全体の中でどういった方式をとるか、その場合のコストバランスをどう考えるかといった検討をされることが望ましいのではないかと思います。

お読みいただきありがとうございました。
矢印
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