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4件

線路沿いの土地に家を建てたいのですが

初めまして。最近ここを覗かせていただいています。
このたび初めてマイホームを持とうという話に夫婦間でなったのですが
夫の通勤の都合上駅の近くが良くその条件で探しております

予算的な面から現在候補に挙がっている土地のひとつが
線路がものすごく近くにあるという状態です。

やはり騒音面が気になるのですが
建築の方法によってどれくらい防音が可能なのか教えていただけると助かります。
ちなみに夫婦共働きで子供はまだおりません。
しかし将来的には欲しいとおもっており子供ができたときのことも視野にいれておきたいと思っております。
安全面と騒音面、また、線路沿いの土地はやめたほうがいい
などということありましたら教えていただけると幸いです。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

4件

2009年 4月15日
はじめまして、板垣と申します。PINさんがおっしゃるように、慣れの問題が一番作用します。私は結構沿線沿いの経験はあって、まず、家内の実家が、まさに沿線沿いにありました。20分くらいに1本通るのですが、通る瞬間は結構な音(だいたい電話の会話が一旦聞こえなくなるくらい)と、少し振動があります。最初びっくりしていたのですが、何回か訪問するうちに全く気にならなくなり、寝る時も全く気になりません。
次に、小田急線から林をはさんで50mくらいのところに住んだ事がありますが、このときも最初はうるさいなーと思っていたのですが、1ヶ月も過ぎると慣れて気にならなくなりました。
そんな経験があって、今は江の電の沿線から、1件はさんだところに住んでいますが、(窓から電車が見えます)さっぱり気になりません。

ところが、やはりこれはどこの、何線かにもよると思います。場所は存じ上げませんが、山手線みたいに、分単位で、しかも車両が10両も15両もあるような場所だと、
年がら年中電車の音が聞こえる事になりますし、夜中にメンテの作業もやるので、気になる方にはあまりおすすめ出来ないですね。構造によっても違うと思いますが、有る程度の経験は必要だと思います。沿線沿いのホテルや旅館などを探して泊まってみて、窓を開けたり締めたりして実験してみたは如何でしょうか?建ててから初めて知るのでは
遅いですし、こういうことは後ろ向きに考えるとつまらないので、楽しみながら進めていった方がいいです。
理想の場所が見つかるといいですね。
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月23日

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ご回答ありがとうございます。
具体的に例を挙げていただいてとてもわかりやすかったです。
思ったより大丈夫そうでとても安心しました。
20分に一本ほどの沿線ですので私も日中家を空けている事が多いですし
さほど気にならなそうですね。ありがとうございます。
線路沿いのホテルに主人と一度泊まって様子を見てみます。ありがとうございました。

2009年 4月16日
線路沿いで生まれ育ったモノです。
なれるとそれほど苦になりません。
振動対策の基礎工法もあります。
これで工事するとほとんど揺れません。
ただ、架線からの電磁波が最近気になっています。
住宅の電磁波対策はとった方が良いでしょう。
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月23日

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電磁波?とは具体的にどのようなものなのでしょう・・?
なにか体に悪いなどありますでしょうか
騒音のことしか心配しておりませんでした。
そのような事も考えないといけないのですね。調べてみます。

2009年 4月21日
西原紀江さま

はじめまして、片瀬と申します。

線路際の土地の騒音についてですが、他の人も言っているように、その人の気の持ちようにより
大分違ってくるようです。気にしだしたら、いつまでたっても気になるものですよね。

現在私も、山手・埼京・湘南・西武等、さまざまな通勤電車の線路脇のマンションに住んでいる
のですが、その時の気分次第で、煩いと感じたり、気にならなかったり。でも、正直煩いです。

建築技術的に言うと、線路脇の場合、遮音と防振が必要になります。

遮音・・・これは、開口部及び外壁貫通処理によって、ある程度解決できます。
開口部は、サッシの気密を上げたり、ガラスの厚さを上げ、複層ガラスにすることで、気にならな
い程度まで遮音することができます。
外壁貫通処理とは、キッチンなどの換気扇による貫通処理です。できれば、消音チャンバーなど
で処理をすれば、開口部同様のレベルまでは、防音処理ができます。

防振・・・これは、その土地の地盤により、大きく工法が異なります。
地盤が悪ければ、建物は揺れます。支持層まで杭を打ったとしても揺れます。完全に揺れを処
理するには、免振・制振装置を設けたり、建物自重を増すと同時に、地盤と建物の間に緩衝材を
注入したり、色々考えられますが、地盤調査をしないと、最良の工法は解かりません。

線路際の土地は、その周辺の土地に比べて、20%以上安く購入できますので、大変お買い得
だと考えるのですが、そのリスクは、必ずあります。それよりも、今は、不動産市場が下落中で
すから、もっとお買い得な物件もあると思いますので、再考してみたらどうでしょうか。

土地探しからの家づくり・ローコスト家づくり手法
http://www.maxnet-g.co.jp/associates/associates.html
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月23日

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大変具体的な回答ありがとうございます!!
防音設備などどうすればいいのか知識がなかったのでとても助かりました。
・・・しかしやはり工事にお金をかけないといけないようですね。
やはりリスクはあるものですね。最終的に普通の土地とあまり変わりがないようなら別の候補も考える選択もあるかなとおもえました。トータルでよく考えてみます。
リンク先も大変参考になります。ありがとうございました!

2009年 4月21日
西原紀江 さま

Ys建築工作舎(ワイズケンチクコウサクシャ)の吉川です。

私が気がついたことをお知らせしておきます。

一番気をつけなければいけないことは、線路から出る「鉄の粉」ではないかな?
と思います。

鉄道は、字の如く、鉄の車輪で、鉄のレールの上を走っているわけで
少しづつですが、鉄粉が舞うわけですね。
その鉄粉が、いろいろ悪さをします。
具体的に言うと、「錆び」。です。

線路沿いの建物を見ていて、屋根が茶色になっているのを見たことがありませんか?
あれです。

外部にある、金属部分(エアコン、給湯器、サッシ。。。さまざまなものがありますね。)
に鉄粉がついてしまうことで、いわゆる「もらい錆び」が発生しやすくなります。

設備機器関係は、やはり少し寿命が短くなるように感じます。(正確なデータはありませんが)

騒音、振動については、最近のレールは「ロングレール」になってきていて、
つなぎ目がかなり、少なくなってきています。
新幹線に乗っていて、ガタンゴトンっていう電車らしい音がしないのもそのためです。

ですので、敷地の近くに、レールのつなぎ目やポイントがなければ、
ほとんど騒音や振動は発生しなくなってきています。

近くに行ってご確認されればすぐにわかりますよ。

ご参考まで
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月23日

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回答ありがとうございます。
騒音の事しか心配しておりませんでした。そのようなデメリットもあるのですね。
この前主人と土地を見に行ったのですがつなぎ目のすぐ近くではないようです
錆びやすい素材は使えませんね・・・ありがとうございます。気づかなかった視点です。

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