西原紀江さま
はじめまして、片瀬と申します。
線路際の土地の騒音についてですが、他の人も言っているように、その人の気の持ちようにより
大分違ってくるようです。気にしだしたら、いつまでたっても気になるものですよね。
現在私も、山手・埼京・湘南・西武等、さまざまな通勤電車の線路脇のマンションに住んでいる
のですが、その時の気分次第で、煩いと感じたり、気にならなかったり。でも、正直煩いです。
建築技術的に言うと、線路脇の場合、遮音と防振が必要になります。
遮音・・・これは、開口部及び外壁貫通処理によって、ある程度解決できます。
開口部は、サッシの気密を上げたり、ガラスの厚さを上げ、複層ガラスにすることで、気にならな
い程度まで遮音することができます。
外壁貫通処理とは、キッチンなどの換気扇による貫通処理です。できれば、消音チャンバーなど
で処理をすれば、開口部同様のレベルまでは、防音処理ができます。
防振・・・これは、その土地の地盤により、大きく工法が異なります。
地盤が悪ければ、建物は揺れます。支持層まで杭を打ったとしても揺れます。完全に揺れを処
理するには、免振・制振装置を設けたり、建物自重を増すと同時に、地盤と建物の間に緩衝材を
注入したり、色々考えられますが、地盤調査をしないと、最良の工法は解かりません。
線路際の土地は、その周辺の土地に比べて、20%以上安く購入できますので、大変お買い得
だと考えるのですが、そのリスクは、必ずあります。それよりも、今は、不動産市場が下落中で
すから、もっとお買い得な物件もあると思いますので、再考してみたらどうでしょうか。
土地探しからの家づくり・ローコスト家づくり手法
http://www.maxnet-g.co.jp/associates/associates.html