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日当たりの悪い土地の活用法

家を建てることに決まり、土地を探しています。
今は、土地巡りをしたり、設計のことについて本やインターネットで勉強している段階です。

あちらこちらと土地を探しているうちに、先日、気になる土地を見つけました。
土地の場所、広さ、値段など、探していた条件にぴったりでした。

ただひとつ、気になることが。
道路は東側にあり、南側には3階建ての家が建っています。
何度か通い日当たりを調べてみました。
具体的に測定したわけではないのですが、2階建ての家を建てたとしても、日中は、隣の家の影に隠れてしまいそうです。

でも3階建てにする予算なんてない!

もしかしたら設計によって、光を上手く取り入れることもできるかもしれない!と考えていますが、
その一方で、やっぱり日当たりのよい土地にしたほうがいいかもしれないな、という不安もあります。

そこで設計士さんのご意見を伺いたい、と思っています。

みなさまよろしければアドバイスいただければと思います。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

6件

2009年 4月30日
詳細な敷地形状や周辺環境、予算等が不明なので、パッと思いつく範囲で…。

・北側に開口をつくる。敷地の南側にボリュームを持ってきて、北面にはレフ板となる壁(ルーバー)を立てる。そうすると日射が反射して室内に入ります。順光の木々は映えますし…。
・まわりの建物の隙間を利用して、借景や日射を確保する。
・アプローチや道路がある東側に対して、高さ方向を注意しながら視線の抜けや日射を確保する。
・リビング等を2階に設置。
・トップライトの活用。

これらの解決の方法が有効かどうかは実際に検証しないと判りませんが、ある程度、建築により諸問題の解決は図れます。根本的には「南の日射以外で楽しめる家」を考えることでしょうか。購入前に興味のある建築士に相談されるのも良いと思います。
建築では解決でき難い問題。騒音、近隣住人、生活圏の充実度、地盤、洪水…等々も検討して下さいね。

以上、くまこさんの参考になればと思います。
矢印
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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>北面にはレフ板となる壁(ルーバー)を立てる。そうすると日射が反射して室内に入ります。順光の木々は映えますし…。
なんて方法もあるんだ!
カメラの撮影でレフ板を使うことは知っていたのですが、
それが建築にも応用できるなんて面白いですね!

一人で悶々と悩んでいるよりも建築士の方にご相談してよかったです!
具体的な解決策が見えて、とても参考になりました!
ありがとうございます!

2009年 4月30日
くまこさま はじめまして板垣と申します。丸山様がおっしゃるように、詳細な資料がないと正確な事は申し上げられませんが、文面から思いつくことを書いてみます。
土地の価格というのは、うまく出来ていて、環境と、どのくらいの建物が建つかというので割り出される事が多いと思います。今回の場合、隣に3階が建っているのであれば、3階が普通に建てられるという場所でしょうから、3階が建つという前提での土地の価格であろうと思います。3階建てにする予算なんてない!と思われていらっしゃいますが、建築コストは、2階か3階かよりも、やはり延床面積によるところが大きいものです。特に基礎のコストは割合を多く占めるので、同じ延べ床でも平屋建ての方が高くなる場合もあります。その辺は、設計士の考えもあると思うので、現時点で3階を諦めるのではなく、やはり気になった設計士さんに相談してみるのが良いと思います。
2階建てでおさめるにしても、屋根形状を少し考慮して、光を沢山入れるとか、1階自体を少し上げて、床下収納フロアのようなものを作り、なるべく2Fのリビングレベルを上げてあげるとか、色々な考えが出来ると思います。
ただ、まだ購入していないわけですから、くまこ様の理想の土地を平行して探されたほうが宜しいと思います。土地というのは本当に縁で、タイミングもありますし、一目見て気に入ったというのが、やはり理想だと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。良い住宅を建てられる事を願っております。
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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見積もっていただく前から、3階は高いとだけ思っていました。
建物は延床なんですね!
3階も建てられるかも!と思ったら夢が広がってきました!
ありがとうございます!

2009年 4月30日
南側に3階建てが経っている場合1階の日当たりはかなり厳しいですね。
それでも2階をリビングにすれば思った以上に明るい家になります。
私も土地探しからお手伝いしていますが、
建築家と一緒に土地を探してプランをまとめていくと、
思わぬアイディアで納得のいく家が建ちますよ。
早く建築家を訪ねてパートナーを見つけることをお勧めします。
矢印
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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>南側に3階建てが経っている場合1階の日当たりはかなり厳しいですね。
やはり1階の日当たりを確保するのは現実的に難しいですよね。

並行していろいろ調べていたので、まだ建築家の方に相談はしていないのですが、
土地探しと同時に建築家の方を探すほうもすすめていこうと思います!
ご回答ありがとうございました!

2009年 5月 1日
くまこ様

私たちが設計する場合、直射日光だけではなく、天空光(大気中の水蒸気や塵(ちり)などによって拡散された光が地面に到達するもの)も検討しています。

光が直接当たっていなくても昼間明るいのはこの為です。

道路側に多くの窓を配する事により、昼間の外に近い明るさが得る事が出来ます。

天窓を取る事により、より明るくなったり、前述のレフ版的な効果で反射した光を室内に入れる事もあります。

南側の光は大切ですが、それだけにこだわらずに家に光を入れる方法はたくさんあります。

南面に開けた家の場合は逆にどのようにして夏場の光を遮るかという問題もあります。

オーストラリアなどの紫外線のキツい国では南側を閉じる工夫が大切だったりします。

北欧等では、寒い国で夜も早く、日本では嫌われている西日を取り入れるための窓の取り方を考えたりしています。

以前に古い長屋の改修を行った時に、とても暗い家で、道路は北側にあり、南側は隙間無く家が建っているような場所です。少しあった庭に新しく浴室と便所を作り、1帖ほどの小さな中庭を残しました。

どれだけの効果が期待出来るかわかりませんでしたが、そこからの天空光と壁を白くした事で、昼間は電気を付けなくても良いくらいの明るさになりました。

また、全てを明るくする必要も無く、薄暗い部分から明るい場所や庭を見るのも大変風情があります。(特に和室は少し暗い方が個人的には好きです)

そこまで気に入っている土地は多分なかなかでないように思われます。

実際には見てみないよわかりませんが、文章を読むだけで判断するととても良い敷地だと思います。

林泰介
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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天空光を取り入れるとは、面白い手法ですね!

オーストラリアや北欧では、また光の取り入れ方が違うのですね!
わたしは、少し南側からの光にこだわりすぎていたかもしれません。

林さまのアドバイスを読んでいると、今の土地にも
すばらしい家が建てられるんじゃないかという気がしてきました!

どうもありがとうございます!

2009年 5月 2日
はじめまして。

やはり土地は建物の基盤ですから、敷地探しは慎重にされることをお勧めします。
日当たりは良いにこしたことはありませんが、南側が完全に開けた敷地は、新しく開発された住宅地などでない限り、なかなかないと思います。
南側に建物があっても、一日中全く日が当たらないわけではないでしょうから、それをうまく利用することができればよい環境が作れると思います。
敷地の条件は日当たりだけではありません。
風通しがよく、水はけの良い土地というのも大切な条件だと思います。
日当たりが少々悪くても、風通しが良く乾燥した土地ならばいいのではないでしょうか。
矢印
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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>南側が完全に開けた敷地は、新しく開発された住宅地などでない限り、なかなかないと思います。
やはりなかなか見つかりませんでした。

ぱっとみて分かる問題点にばかり着目していましたが、
他の条件を見てみたらなかなかよい土地かもしれないな
と思えてきました。

たぶんこの土地にこれからずっと住むことになるだろうから
やはり慎重になってしまいます。
もう少し、よい所も探していこうと思います!

アドバイスありがとうございました!

2009年 5月 3日
くまこ様

こんにちは。鈴木隆之と申します。

ご相談の件、条件や敷地状況の詳細が不明ですので、はっきりとは申し上げられませんが、設計の内容で『光を上手く取り入れること』は充分可能だと思われます。

他の方も言われているように、

・上から光を採る
・光が欲しい部屋を上にする
・間取りを工夫する
・階段を光の通り道にする

などの方法が有効でしょう。

一般に都市部では、土地の(条件が悪くても)予算を可能な限り低く抑え、建築の予算を出来るだけ多く残す方が、良い家が出来ます。
つまり南側が空いた敷地を購入するため、500万円、1000万円と土地の予算を増やすよりも、建築資金を削らない方が、質の高い住宅ができると思われます。

ご参考までに私の設計した狭小住宅のサイトを記させていただきます。
http://sizensozai.exblog.jp/tags/狭小住宅/

良い家が出来るといいですね!
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ユーザーの返答

2009年05月08日

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なるほど。
土地代よりも、建築資金にお金をかけたほうがよい家ができるとは、新たな選択ですね。
こうなってくると土地探しに建築家探し、すべてを同時並行させつつ判断するしかないんだなと分かりました!

具体的に写真を見させていただくと、想像がわきますね!
いろいろな可能性がありすぎて、家を建てるのがすこし億劫になってしまっていましたが、
よい家を建てたいという気分が高まってきました!

ありがとうございます!

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