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家づくり相談

RC造のランニングコスト

現在、土地所有で戸建住まいですが
築年数が40年近くになり
都内23区角地で駅から5分表記の
100坪を超える土地なので
賃貸併用のマンション建築を考えております

第一種住居地域 建蔽率60%(角地70)容積率200%
鉄骨造・RC造で色々比較しておりますが
知人RC造マンションオーナー様や
コンサル・税関係オーナー様は口々に
維持費のコスト問題を口にされます

素人考えであればご教示頂きたいのですが
タイル貼で考えておりますので
タイルの打診検査義務や修繕は良く理解できますが
調べれば調べるほど
給湯器や共用部分の長尺シート、塗装部分
屋上防水修繕などは鉄骨、RC造共通と思えるのです

建築費の差はこの計画で重視している
遮音性やテイストで理解し
RC造を選択したいと考えております
オーナーとして頭に入れておかねばならない
鉄骨造・RC造の修繕ポイント及び費用の面を
ご教示お願い致します
宜しくお願い致します

専門家の回答

6件

2017年 2月 6日
タイル貼は最も効率が悪いです。
仕上材として重いので耐震性能上も不利ですし、タイルは滑落します。
タイル貼の集合住宅は30年前に流行しましたが、
現代はより新しい方法があります。
詳しくはご相談ください。
高橋一平建築事務所
www.takahashiippei.com
矢印
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2017年 2月 6日
給湯器や共用部分の長尺シート、塗装部分
屋上防水修繕などは鉄骨、RC造共通と思えるのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
副資材、設備につき
おっしゃるとおり変わらないのは同感です。

考え方としては、一言でいうと「下地が次第かな?」と思います。

鉄骨は基本揺れる構造
RCは揺れない構造、でも揺れるけど揺れが少ない。
では、構造的には揺れない構造にすれば良いのではないか?
揺れない構造とはなにか?
壁式構造である。最近、RCでも耐震補強に鉄骨を✖に入れています。
あれは、揺れる構造を揺れない構造にしたのではないか?
するとRCも揺れる構造?なんて考えると、話がつきませんね(笑)

要するに下地がしっかりし、割れにくいなど劣化現象が出来るだけ
起きないように
設計施工することですのでそれを要求すればよろしいかと思います。
「にくい」とか「できるだけ」を付けたのは、この世に劣化しないとか
完璧とかは存在しないので努力目標としました。

要するに、過去にあったように杭などの手抜きが無いことですね。

様々なことから、建物は、いつまでもつようなこと言われたコンクリート住宅の公団住宅のように劣化があり建て替えられるもの、または、まだ存在できるのに、時代の流れによって壊されゆくこともあります。赤坂プリンスホテルとか、ホテルオークラのように。

RCでも、鉄骨でも木造でも、つくり方、メンテ、その建物のニーズ次第で何年ももつと思います。
鶴崎より
矢印
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矢印
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2017年 2月 6日
汎建築事務所の大房汎と申します。私はR.Cをお薦めします。デザイン性、長い間持つ、タイル張りにすると、メンテナンスが楽で、美しさ、外観が優れています。 鉄骨造は工期も早く、安価に出来ますが地震の揺れが影響します。屋上防水工事もR.Cがいいとおもいます。遮音性、塗装工事等少なくして、維持管理のかからない建築が理想でしょう。オーナー様がお住まいになるのでしたら、ハイレベルの強固なR.C 造をお薦めします。
矢印
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2017年 2月 6日
Hさん
はじめまして、渋谷で設計事務所を運営しております日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
賃貸集合住宅や敷地条件の厳しい個性的な住宅など数多く手掛けております。

「渡辺篤史の建もの探訪」や「完成!ドリームハウス」には度々出演しており、余談ですが、一昨年に終了しましたフジテレビの月9ドラマ「恋仲」の模型や図面の資料提供、建築関連のアドバイザーも努めておりました。

メンテナンスコストに関しまして、仰る通りのものが必要でどうしても避ける事は出来ません。ただ、RC造とした場合は木造、鉄骨造と比較して揺れ難い設計が出来ますので一番メンテナンスには手間がかからないかと思います。
当然イニシャルコスト(工事金額)は一番高いので、将来も見据えた総合的な判断が大事です。個人的には圧倒的にRC造の方がおススメです。

もし、手掛けた建築の事例に興味をもって頂きましたら、是非ともご連絡下さい。
長年に渡り愛され続ける建築を創り出したいと思っておりますので、是非、微力ながら長いお付き合いと夢のお手伝いが出来ることを願っております。

日比生 寛史/日比生寛史建築計画研究所
hiroshi hibio architects
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-3-18ヴィラ・モデルナA-303
tel/fax:*****
mobile:*****
hir*****ocn.ne.jp
http://hha.bz/
矢印
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2017年 2月 6日
Hさん様
オーナーとして長く建物を健全な状態で保持したのは当たり前で、また貸し主の義務でもあります。材料の選択も当然ですが、修繕計画を事前立てておいて、ある程度それに沿った方法で保全してゆくことが前提です。20年に一度は大規模修繕、その中間でも塗装の部分の塗り替えなど小規模な修繕等、必ず建物には費用が発生しますが、一旦建ててしますと余分な費用は出したくないのが人情です。収益においても減価償却額が減ってくると、税金を取られますから必ず、少しずつでも手を入れることをお薦めします。私も東京に借家をもったりしていますが、マーケットが変化して、また建物が古くなってくると、家賃を下げたり、テナントがつきにくくなりますので、RCといえども安心は禁物です。
奇をてらった外観、新建材は必ず老朽化に苦しみます。長期的に優良賃貸にするには、外観は特に汚れのつきにくい落ち着いたデザインにすること、エントランスなどは、耐久性の高い材料でメンテナンスをよくしておくことなど、賃貸オーナーの長い目で見た考え方が理解できる設計者を選ぶ必要があります。
私は設計者ですので作品としたのですが、こういうオーナーには長期的に有利ものを進めております。一方設備ですが、これは機械類ですので、必ず15年以内にに故障します。新しいものほど確実に年限で故障します。故障したときに部品がありません。又、例え動いても、新しいものほどエネルギー効率が2倍ぐらい良くなっているので、使い続けるのが良いか取り替えて方が良いか微妙です。料金を頂く対象物は、取り替えてあげるのが原則でしょう。
京都に事務所を移転しましたが、依然として東京で設計をやっております。現在は、練馬区と世田谷区三軒茶屋で、プロジェクトやっております。三軒茶屋では、賃貸住宅とオーナーの娘さん家族のRC5階建て集合住宅です。収益性をあげるのは当然ですが、お尋ねのような助言も一緒に行っております。
お気軽に声をおかけください。

----------------------------------------------------------------------------
宗本順三
株式会社ラウムアソシエイツ一級建築士事務所
〒 602-0854
京都市上京区荒神口通河原町東入亀屋町122-2
ヨルダン社ビル3F
E-mail; mun*****.bbexcite.jp,*****odn.ne.jp,
munemoto*****.odn.ne.jp
URL;http//www1.odn.ne.jp/raum
tel 075-254-8188 fax 075-254-8189
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矢印
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2017年 2月 7日
H様

初めまして、大田区の設計事務所アトリエシーユーの竹石と申します。

メンテナンスの詳細はある程度ご存知ですし、
仰る通り鉄筋コンクリートも鉄骨造もそんなにコストの乖離はないと思います。

むしろメンテナンスも含めた総合的な建物の構造をジャッジされる必要を感じていらっしゃるのではないかと思いました。

先ず敷地条件ですが、60/200、一種住居でしたら、2種高度と思いますが、
せいぜい3階建で日影をさける計画になるならば、余程の必要性がない限り木造で良いのではないかと思います。
(準耐火ならば木造でも返済期間は延ばせます)

会社を初めて12年経ちましたが、当初設計した方からリニューアルのお話をいただく様になりました。そこで痛感するのは10年単位で家族は変化するということです。また賃貸物件のニーズも変わります。長い話になるので割愛しますが、間取りをニーズに合わせてリノベするオーナーさんはいます。
そこで問題になるのは構造です。
木造や鉄骨造は良いのですが、鉄筋コンクリート造はどうにもなりません。
どうにもならず解体するとなると、他構造比べとても高い費用がかかります。

つまりメンテナンスも大切ですが、柔軟にニーズに対応できる建物を作ることも大切ということが言いたいのです。

鉄筋コンクリート造は設計者にとって一番簡単な構造です。
収益物件の鉄骨造はハウスメーカーにとって得意な構造です。
作り手側のロジックではなく、オーナー目線の設計をしてくれる方に相談されるといいと思います。
賃貸物件は長い間所有して利益を生む投資です。
鉄筋コンクリートの償却期間はとても長いです。
よくよく考えて様々な可能性をご検討ください。

株式会社アトリエシーユー
竹石 明弘
http://ateliercu.jp
矢印
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