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支持層が深く液状化リスクがある場合の地盤改良方法について

スウェーデン式で地盤調査を実施したところ10mまでに支持層なし、支持層は恐らく30~40m程度、液状化のリスクありの都内城東地区に新築を検討しております。改良費用のことを考えると柱状改良工法が現実的なのでと思っているのですが、液状化リスクのことを考えると、鋼管杭工法などでにより30~40mの支持層まで杭を打つことが最良なのでしょうか。教えていただけると幸いです。
敷地面積 :35坪(ほぼ正方形)、前面道路幅:6mとなります。

専門家の回答

1件

2025年 4月30日
おぎの設計室の荻野と申します。

以前のご相談を踏まえ、RC造・鉄骨造を前提とする場合、スウェーデン式(スクリューウェイト貫入試験)ではなく、「標準貫入試験(ボーリング調査)」を実施し、10m以深の土質確認と液状化判定を行う必要があります。確認申請時に構造計算の根拠として求められるため、費用はかかりますが避けて通れません。

その上で、液状化リスクが低く支持層が深い場合は摩擦杭(節杭など、杭と地盤との摩擦力で建物を支持する工法)、液状化リスクが高い場合は、支持層まで到達する鋼管杭が有力かと思います。建物の規模や荷重によっては、置換工法等も選択肢となる場合があります。いずれも、計画初期から考慮したプランニングによって、最適な解決策に近づけることができると思います。
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