常々、夢を見るのは施主だけで、建築家はその技術的サポートとコスト・アドバイスに
徹するだけだと、思っています。
設計費用、登記費用、消費税等々について、等々と何か判らないので考慮外とさせて頂きます。
まず、消費税は設計・工事・登記それぞれで別途になっていますので、差し引き致しますと、消費税8%の場合 850万円÷1.08≒787万円が予算になります。
設計費用(報酬)は、弊社の場合、面積で決定していますので、(しかも弊社との契約ですので)シッカリとご提示が可能です。
100㎡以下の場合、建築基準法上の延べ面積(㎡)×2,000(円/㎡)+1,000,000(円)となります。
23(坪)÷0.3025(坪/㎡)×2,000(円/㎡)+1,000,000(円)≒1,150,000円です。
また、登記費用等々の費用・業務については、専門的サービス業である我々建築家及び建設業界の施工業者の業務範疇外ですので、ご紹介は可能ですが確定することは出来ません。申し訳ございませんが、土地家屋調査士(表題登記)、司法書士(保存登記)に直接問合せをお願い致します。但し、建築士の独占業務である設計監理と異なり、施工業同様ご自分でなされば、登記は可能ですので、ここでは予算外とさせて頂きます。
よって、(787-115)万円=662万円が予算となります。
つまり、662万円÷23坪≒28万円/坪となりますね。
一方で、工事費は最終的には施工者の見積で決定しますので、我々建築家には過去のデータや物価状況での想定しかご提示できませんが、消費税が8%になった頃から
鹿児島でも東京と同じ様に、上昇しています。
加えて、慢性的な人手不足(施工管理者・職人共)で、仕事を受けない為に受注しない高額で見積もり提示を行なうので、その金額が下請業者情報で広まり更に見積が高くなる
悪循環になっています。
在来木造2階建てのローコスト住宅で、消費税UP以前より50万円/坪が標準ですので、
28万円/坪は相当厳しく、現実とかけ離れています。
ローコスト物件を得意としている弊社でも、木造躯体工事費の歩掛かりが25万円/坪程度です。
更に、建築施工業者の坪単価は施工床面積にて算定していますので、ポーチ・バルコニー・テラス・ロフト等の面積も含まれますし、逆に、外構・植栽・引込等は含まれませんこともご確認下さいませ。
因みに、敷地内の6棟の計画となると、1棟の計画・設計・施工の前に、
位置認定道路の許可を含む開発許可等のマスタープラン設計施工が必至となりますので
その期間・予算も考慮が必要ですので、念のため。
弊社は建築家協会に属していて(現鹿児島地域会役員)、建築物の質の向上と建築文化の創造・発展に貢献することを目的として、全国の建築相談は無料にて対応させて頂いております。
何か有りましたら遠慮なくご相談下さいませ。
Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
ArchiL*****e.jp tel.099-296-1156
=豊かな空間創造、幸福な時間=