土地購入決定前の建築物見積もり

あおいさん　こんにちわ。

ご相談の内容ですが、ﾊｳｽﾒｰｶｰさん・工務店さんにﾗﾌﾌﾟﾗﾝを依頼したり、その上での見積もりをお願いする、というのは別に悪いことではないとは思いますよ。特に、営業さんがプランを作っているﾊｳｽﾒｰｶｰさんなんかでは普通にやってくれると思います。

ただ、本来は、
「どれくらいの借り入れが可能か」
「どれくらいの借り入れなら返済が現実的か」
ここを先に抑えないと破綻するおそれがあります。
（すでにだいたい抑えているのであればすみません。。）

銀行の仮審査で、借り入れ可能額は提示してくれるとは思いますので、そこから逆算して、土地を購入した残りで、建築費やもろもろの諸経費をまかなえるか、またはまかなうだけの頭金も用意できるかどうか、をｼﾐｭﾚｰｼｮﾝしておかないと危険です。
（例えば、土地によって排水の引き込みなど、かかってくる費用がまったく違ってきたりもします。こういうものが結構危ないです。）

記載のある、二世帯３０坪で２０００万、だと完全な注文住宅は厳しいと思いますが、例えば、ﾊｳｽﾒｰｶｰさんや工務店さんの標準仕様みたいな商品で選んだり、ということなら可能性はなくはないとは思います。
予算ありきのことだとは思いますので、ﾊｳｽﾒｰｶｰさんや工務店さんに相談はしてもいいと思いますよ。
ただ、あくまでも概算見積もり、ということになるので、往々にして最終的には予算が超過する、ということが多々あります。概算見積もりでも、何が入っていて何が入っていない、というところまでしっかり確認した方がいいですね。
（前述した、土地にかかる諸費用などでもかなり変わってきます。）
ﾊｳｽﾒｰｶｰさん等は正直担当者さんの対応・専門性（ﾌﾟﾗﾝの精度や概算見積もりの精度などに響きます。）など雲泥の差がつきますので、そのあたりもよく見極めないといけませんね。

スケジュールについては、正直、契約をしないと予定には組み込めませんから、そこも含めて、「予算内で建てられるか」「希望するスケジュールで建設可能か」というのを正直に相談した方がいいと思います。
別にひやかしというわけではないのですから、何社かに相談して、あおいさんが比較検討するのは何ら問題はないですよ。
（※相談にいくと、ものすごい勢いで営業をかけてくるところもありますのでご注意を。）

ご参考にあれば幸いです。

◆海老原建築一級建築士事務所

所在　：茨城県つくば市
E-mail：d*****ra-architecture.com
Web ：http://ebihara-architecture.com

アーキネットデザインLLC代表市川均です。お問合せの件ですが、工務店にとっては厳しいですがHMは対応してくれると思います。ただ、ご心配の通りで、その費用は他のお施主さんの工事費に充当している事になります。
また、HMは詳細な見積りをしないので気をつけて下さい。なので、後からオプションや追加工事でもめる方が多いのでよく調べて下さい。実は、弊社でもHMと契約した後のそのたぐいの相談が多く、その時点で解約して弊社と契約し直した方も少なくないです。

銀行の融資申し込み用に見積書が必要なことは、良くある話です。しかしながら、まだプランも決まっていないのに、詳しい見積書など作成できません。銀行もそのことは理解しているはずです。一番大事なのは、融資額の確保ですから、希望する融資額いっぱいの工事金額の見積書が必要です。場合によっては、値切られるのを見越して、少し多めの見積書のほうが良い場合もあります。

このような場合は、設計事務所で概算の見積書を作成して、建築主から提出していただくこともあります。あくまでも、融資額ありきの、超概算見積もりになりますが。融資額確保のための見積書ですから、当然、設計が進んで工務店の候補が決まれば、再度見積もり依頼することになります。その場合は、当初の見積金額に合うように設計を調整する必要があります。

お近くの建築家を探して、相性の合いそうな方を見つけて、お願いされたらいいと思います。このSuMiKaの登録建築家で東京の方から選ぶのも良いかもしれません。

あおいさん

はじめまして、設計施工之コ―タローの橋本です。
会社名から分かる通り、設計から施工まで一貫して行っています。
最近耳にする、デザインビルドの事務所です。

一般の方は、軽く「いくらぐらいで出来ますか？」と質問されます。
建物の建設も、一つの買い物ですから、当然のことです。

しかし、土地の条件と住み手の要望を考慮することが必要な建物の金額算出には、設計というプロセスが、どうしても必要です。
金額の精度と設計の精度は直接関係しています。

これは、イメージできますよね？。

先の「いくらくらいでできますか？」に即答するには、既に設計済みの物件から、購入予定の土地に建設出来そうな大きさで、相手の好みに合いそうな仕様の建物を、瞬時に選び、その見積金額をお伝えするしかありません。
つまり、正確には、「以前作ったこの物件は、このくらいの金額で、できました」という意味です。

そのため、その金額にある程度、責任をとれるのは、デザインビルドの事務所、設計力のある工務店、ハウスメーカーだけなのではないでしょうか。

もし、設計料だけでも払う余地があれば、デザインビルドの事務所又は設計力のある工務店に相談すると良いでしょう。土地の条件を読み、住み手のご要望を考慮し、プランを考えてくれます。

もし、その余地がないなら、ハウスメーカーに相談するのが良いでしょう。ハウスメーカーは間取りから簡単に金額算出できるソフトを持っていたりします。完成イメージパースなども同時にできるはずです。

どちらの場合も、「その会社の作る建物が自分の好みに合いそうだ」とか「その会社の考えていることに共感した」というような所が、あった方が、あおいさんのためにもなると思います。

まずは、近くの会社から選定してみてはいかがでしょうか。

借り入れ額の返済が年収の1/5以内で計画されればほぼ良しです。それが先で建築規模は後回しで足らない場合は貯金してからです。坪70万が平均工事費です。