こんにちわ,bewsの井坂幸恵です.思わず回答をしたくなるような要検討の屋根形状ですね.皆さんがおっしゃてるように建築デザイン大好きな私でも気になる点がいくつかあります.要約しますね.①屋根勾配が見るからに緩い ②手前(東西)と(北)奥の屋根にの切替えによる小さな立上りは250以上必要.かつ今の寸法では立上りが消えていく小さな▲部分はこの図のように壁は存在できない=施工できないです ③手前入口上部のパラペットのあるフラットルーフは,壁やパラペットや諸々の取り合いを余計に増すばかり.住宅の場合,複数の屋根材の採用はコストオンとなり,雨漏りを招きかねません.他の皆さんの回答にある通り,寄棟とし中央をポコッと抜いたジオメトリーが自然ではないでしょか? ④その上で,どうしても意匠上,軒の出ゼロにしたいのであれば,屋根材と壁材を同じにするべきではないかと思います.同じ屋根材で壁も,もしくは壁の半分以上を葺く.日本の気候風土と昨今の雨事情を鑑みると,金物やデザインでは太刀打ちできない優先順位のように感じます.各論はともかく,総じてこの屋根の形状の主旨は,雨漏りを経験したことが無く,30年以上快適に暮らせる木造住宅としてはまだ概念的な理解の範疇,デザイン優先が露呈していると感じます.多分このパースを描いている人は屋根納まりはわかっていないでしょうね..